JP1/Power Monitor
JP1/Cm2またはHP OpenViewと連携する場合のセットアップ方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 前提となるソフトウェア
- (2) JP1/Cm2またはHP OpenViewのマネージャー側のセットアップ
- (3) JP1/Cm2またはHP OpenViewのエージェント側のセットアップ
(1) 前提となるソフトウェア
JP1/Cm2またはHP OpenViewと連携するためには,次のソフトウェアが必要です。
- JP1/Cm2またはHP OpenViewのマネージャー側:
JP1/Cm2/NNM,またはHP OpenView NNM
- JP1/Cm2またはHP OpenViewのエージェント側:
JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent,またはHP OpenView Extensible SNMP Agent
(2) JP1/Cm2またはHP OpenViewのマネージャー側のセットアップ
JP1/Power MonitorおよびJP1/Cm2またはHP OpenViewをホストにインストールしたあと,最初にjaomovsupコマンドを実行します。このコマンドの実行によって,JP1/Cm2またはHP OpenViewと連携するために必要なファイルが,JP1/Cm2/NNMまたはHP OpenView NNMの環境にコピーされます。jaomovsupコマンドの使用方法については,「15. コマンド」の「jaomovsup(UNIX限定)」を参照してください。
また,エージェント側のJP1/Power Monitorの状態表示,スケジュール表示をマネージャー側でする場合は,次に示す作業をしておく必要があります。
- ovwコマンドを実行するユーザーのホームディレクトリに,.aomrcファイルを作成する。
- .aomrcファイルに次の形式でエージェントのホスト名とユーザー名を,1行に1組ずつ記述する。
ユーザー名には,エージェントのリモートシェルの認証があるユーザー名を指定します。なお,マネージャーでovwコマンドを実行するユーザーと同じユーザー名の場合は,この記述は不要です。
ホスト名△1ユーザー名
(3) JP1/Cm2またはHP OpenViewのエージェント側のセットアップ
JP1/Cm2またはHP OpenViewのエージェント側で,jaomovsdコマンドが起動されるようにします。ホスト起動時にjaomovsdコマンドを自動起動にする場合,自動起動用シェルスクリプトファイル「/usr/lib/jp1_aom/startup」に次に示す記述を追加してください。
if test -x /usr/bin/jp1_aom/OV/jaomovsd then trap "" 1 2 3 /usr/bin/jp1_aom/OV/jaomovsd & fiまた,マネージャー側からJP1/Power Monitorの状態表示,スケジュール表示をする場合は,次に示す作業をしておく必要があります。
- マネージャーでovwコマンドを使用するユーザーのホームディレクトリの.aomrcファイルで自ホストのホスト名とともに指定されているユーザーのホームディレクトリに,.rhostsファイルを作成する。
- .rhostsファイルに,次の形式でマネージャーのホスト名とユーザー名を,1行に1組ずつ記述する。
ユーザー名には,マネージャーでovwコマンドを実行するユーザー名を指定します。
ホスト名△1ユーザー名
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, Hitachi, Ltd.