JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド
形式
jpomailrecv
-u 監視ユーザー名
[-t リトライ打ち切り時間]
機能
SMTPメールサーバのエイリアスを利用してメールを取得し,メール受信監視独自のメールファイルを作成したり,排他制御を実行したりするための,メール配信機能を設定します。
実行権限
なし
引数
-u 監視ユーザー名
EVAction.conf(イベント・アクション定義ファイル)のUserNameに指定したユーザー名を指定します。
指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。
-t リトライ打ち切り時間
編集しようとしたメールファイルに排他制御が設定されている場合に,編集のリトライを打ち切る時間を指定します。
指定できる値は,1〜1,440(単位:分)です。省略した場合,リトライは無制限になります。
注意事項
- イベント・アクション実行環境設定ファイル(EVAction.conf)のUserNameには,コマンドの監視ユーザー名と同じユーザー名を記述してください。また,コマンドの実行前に,jbssetcnfコマンドでイベント・アクション実行環境設定ファイル(EVAction.conf)をシステムに反映してください。jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- コマンド実行時にエラーが発生した場合や,編集のリトライを打ち切った場合,受信したメールは送信元に返信されます(ロックファイルの削除に失敗した場合を除く)。
- このコマンドは,必ずエイリアスファイルに記述し,SMTPメールサーバから起動してください。手動で直接起動した場合の動作については保証できません。
- エイリアスファイルに記述する際は,コマンド全体を「"」で囲んでください。
使用例1
EVAction.conf(イベント・アクション定義ファイル)のUserNameを「mailuser」と指定している場合に,リトライ打ち切り時間を10分とします。
mailuser:"|/opt/jp1ajs2/bin/jpomailrecv -u mailuser -t 10"
使用例2
EVAction.conf(イベント・アクション定義ファイル)のUserNameを「user1」と指定している場合に,リトライを打ち切りません。
user1:user1,"|/opt/jp1ajs2/bin/jpomailrecv -u user1"
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