JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド
この節では,JP1/AJS2のバックアップとリカバリーの検討について説明します。システムが壊れるなど不測の事態に備えて,バックアップするのはシステム管理者の重要な責任の一つです。
- ディスクが壊れて,JP1/AJS2が動作しなくなった。
- 誤ってジョブネットを削除してしまい,元の設定がわからなくなった。
- 誤ってJP1/AJS2のファイルをOSの操作で消してしまった。
このような状況は,どのシステムにも起こり得る問題です。これらの問題は,あらかじめJP1/AJS2の情報をバックアップしておくことで影響を最小限に抑えることができます。バックアップの計画を立て,実行してください。また,バックアップと合わせて必ずリカバリーの方法を検討し,実際にシステムが復旧できることを確認してください。
ここでは,JP1/AJS2を使用するシステムのバックアップおよびリカバリーについて説明します。ここでの説明を基に,システム全体のバックアップ計画の一部として,JP1/AJS2のバックアップ・リカバリーを検討してください。
- <この節の構成>
- 6.1.1 バックアップとリカバリーの方法
- 6.1.2 バックアップ対象と時期
- 6.1.3 JP1/AJS2稼働中のバックアップ
- 6.1.4 JP1/AJS2稼働中のディスクコピー・ミラーリング
- 6.1.5 JP1/AJS2 - Datareplicator連携による災害対策
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.