JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド
ハードウェアやOSには,プログラムが稼働している状態でディスクのコピー・ミラーリングをする機能があります。JP1/AJS2稼働中の状態でディスクのコピー・ミラーリングをすると次のような問題が発生するおそれがあります。
- ディスクのコピー・ミラーリングをした場合,コピー・ミラーリング元とコピー・ミラーリング先でバッファリング・遅延することで同期が保障されない。
- JP1/AJS2のサービスの起動中に複数のファイルが更新されるとき,一方のファイルは更新後の状態で,もう一方のファイルは更新前の状態でコピー・ミラーリングされる場合があるためファイル間に矛盾が生じる。
このため,JP1/AJS2では,コピー・ミラーリングされたディスクを使用して業務を復旧した場合の動作は保証していません。コピー・ミラーリングされたディスクを使用して業務を復旧する場合には,いったんJP1/AJS2の動作環境を削除して,定義から再セットアップしてください。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.