JP1/Base 運用ガイド

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jbsrmacl

機能

指定したJP1ユーザーに設定されている操作権限をすべて削除するコマンドです。

形式

jbsrmacl [-h 論理ホスト名]
         [-s 認証サーバ名]
          -u JP1ユーザー名
         [-i]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合:インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合:/opt/jp1base/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,JP1ユーザーの操作権限を削除したい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。

-s 認証サーバ名

操作権限を削除したい認証サーバ名を指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。

-u JP1ユーザー名

操作権限を削除したいJP1ユーザー名を指定します。

-i

このオプションを指定すると,指定したJP1ユーザーの操作権限を削除する前に確認メッセージを表示します。メッセージに対して「y」または「Y」を指定した場合だけ削除処理を実行します。

注意事項

-hオプションと-sオプションを同時に指定した場合は,-sオプションの指定が優先されます。どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されているときは,論理ホスト名として環境変数JP1_HOSTNAMEで指定されているホスト名が仮定されます。また,どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていないときは,物理ホストに対して操作権限を登録します。

戻り値

0 正常終了
1 認証サーバにユーザーが登録されていない
2 引数誤り
4 メモリーなどシステム・リソースが不足した
8 認証サーバが未起動または応答しない
16 認証サーバ側の処理でエラーが生じた
32 通信機能の初期化中にエラーが生じた
128 内部処理で矛盾を生じた(C++例外の場合)
255 そのほかのエラー

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