JP1/Base 運用ガイド

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jbsadduser

機能

JP1ユーザーを登録するコマンドです。このコマンドは,自ホストを認証サーバとして使用する場合だけ使用します。このコマンドを実行すると,登録するJP1ユーザーに対するパスワードの入力が促されます。-pオプションを指定した場合は,パスワードの入力は促されずに指定したパスワードが登録されます。パスワードに指定できる文字数は6バイト以上32バイト以内です。-dsオプションを指定した場合は,パスワードを入力しないで連携ユーザーを登録できます。

形式

jbsadduser [-h 論理ホスト名]
           [-s 認証サーバ名]
           [-p パスワード | -ds](-dsオプションはWindows限定JP1ユーザー名

注※
-dsオプションは,Windows(Windows Server 2003(IPF)およびWindows Vistaを除く)だけで使用できます。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合
/opt/jp1base/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに設定されている認証サーバにJP1ユーザーを登録します。

-s 認証サーバ名

JP1ユーザーを登録したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。

-p パスワード

標準ユーザーのパスワードを指定します。大文字と小文字は区別されます。パスワードに指定できる文字数は,6バイト以上32バイト以内です。また,パスワードに使用できる文字は,\ " :とタブ・スペースを除くASCII文字だけです。このオプションを指定した場合,パスワードの入力は促されずに指定したパスワードが登録されます。

-ds

このオプションは,Windows(Windows Server 2003(IPF)およびWindows Vistaを除く)だけで使用できます。

連携ユーザーを登録する場合に指定します。このオプションを指定して登録したJP1ユーザーがログインするときは,ディレクトリサーバが管理しているパスワードを入力してください。

JP1ユーザー名

JP1ユーザーとして登録したいユーザー名を指定します。JP1ユーザー名には,小文字しか使用できません。指定できる文字数は,1バイト以上31バイト以内です。また,JP1ユーザー名に使用できる文字は,* / \ " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | = , + ? < >とタブ・スペースを除くASCII文字だけです。

注意事項

戻り値

0 正常終了
1 ユーザーは登録済み
2 引数誤り
4 メモリーなどシステム・リソースが不足した
32 不正なパスワード
128 内部処理で矛盾を生じた(C++の例外)
255 そのほかのエラー

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