JP1/Base 運用ガイド
JP1/Baseの運用中にシステムの日時を変更する場合の注意事項および手順について説明します。
サーバのシステム時刻の時刻合わせを,NTP(Network Time Protocol)サーバなどを利用した時刻が過去に戻ることがない方式で行う場合には,以下の手順に従わないで変更できます。その場合,JP1/Baseを停止する必要はありません。
- <この項の構成>
- (1) 変更したシステムの日時を過去に戻す場合
- (2) システムの時刻が遅れているため,時刻を進める場合
(1) 変更したシステムの日時を過去に戻す場合
システムの日時を変更する際,過去の日時に変更することは避けてください。
システム時刻の進みや遅れを補正する際でも,システム時刻を過去に戻すと到着時刻を指定したイベント検索が正しく行えない場合があります。
テストなどでシステムの時刻を意図的に未来の日時へ変更したような場合に,システム日時を元に戻すときは,次に示す手順で戻してください。なお,JP1/AJS2が起動している場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」を参照して変更手順を確認してください。
- JP1/IM - Managerを停止する。
- JP1/Baseを停止する。
- 起動管理機能を使用しているすべてのサービスを停止する。
- システムの日時を現在日時に戻す。
- jevdbinitコマンドでイベントデータベースを削除する。
- JP1/Baseを起動する。
- JP1/IM - Managerを起動する。
(2) システムの時刻が遅れているため,時刻を進める場合
システムの時刻を進める場合,JP1/Baseではサービスを停止する必要はありませんが,JP1/AJS2が起動している場合は,JP1/AJS2のサービスを停止する必要があります。手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」を参照してください。
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