JP1/Base 運用ガイド

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10.6.2 非クラスタ環境で論理ホストを運用する場合の構築

クラスタソフトと連携しなくてもフェールオーバーしない論理ホスト環境で,JP1を運用する手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) 論理ホスト環境の準備
(2) 論理ホスト環境のJP1のセットアップ
(3) 論理ホスト環境の自動起動および自動停止の設定

(1) 論理ホスト環境の準備

論理ホスト環境を作成するために,論理ホスト用のディスク領域およびIPアドレスを用意してください。

なお,「10. クラスタシステムで運用する場合の設定」で,共有ディスク・論理IPアドレスと説明している部分は,上記で割り当てた論理ホスト用のディスク領域・IPアドレスに読み替えてください。

(2) 論理ホスト環境のJP1のセットアップ

クラスタシステムの実行系サーバと同じ手順で,論理ホスト環境のJP1をセットアップしてください。なお,クラスタシステムではフェールオーバーする両側のサーバに対してセットアップする必要がありますが,フェールオーバーしない論理ホストでは,動作するサーバだけセットアップしてください。

(3) 論理ホスト環境の自動起動および自動停止の設定

論理ホスト環境のJP1のセットアップ時に,自動起動および自動停止の設定は行われません。論理ホスト環境の自動起動および自動停止をする場合は,「10.6.3(2) 自動起動および自動停止の設定例」を参照してください。

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