JP1/Base 運用ガイド
ここでは,UNIX版JP1/Baseのユーザー管理機能の設定をする際の注意事項について説明します。
クラスタシステムでユーザー管理機能の設定をする場合は,まず,「10. クラスタシステムで運用する場合の設定」を参照してクラスタ運用の環境設定をしてください。そのあと,「4.4 ユーザー管理機能の設定(UNIXの場合)」を参照してユーザー管理機能の設定をしてください。設定をする際,各コマンドで-hオプションに論理ホスト名を指定してください。
認証サーバをクラスタシステムで運用する場合,認証サーバの設定ファイルは次のディレクトリに格納されています。
共有ディレクトリ名/jp1base/conf/user_acl/
セカンダリー認証サーバを設置する場合は,プライマリー認証サーバの設定ファイルをセカンダリー認証サーバへコピーする必要があります。その際,セカンダリー認証サーバをクラスタ運用するかしないかで,設定ファイルのコピー先が異なってくるので注意が必要です。
- クラスタ運用する場合のコピー先
- 共有ディレクトリ名/jp1base/conf/user_acl/
- クラスタ運用しない場合のコピー先
- /etc/opt/jp1base/conf/user_acl/
設定ファイルをコピーしたあとに,次のコマンドを実行して設定を反映させてください。セカンダリー認証サーバをクラスタ運用しない場合は,-hオプションの指定は不要です。
jbs_spmd_reload -h 論理ホスト名
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