JP1/Base 運用ガイド

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4.4.6 ユーザー管理機能に関する注意事項

ここでは,UNIX版JP1/Baseのユーザー管理機能の設定をする際の注意事項について説明します。

クラスタシステムでユーザー管理機能の設定をする場合は,まず,「10. クラスタシステムで運用する場合の設定」を参照してクラスタ運用の環境設定をしてください。そのあと,「4.4 ユーザー管理機能の設定(UNIXの場合)」を参照してユーザー管理機能の設定をしてください。設定をする際,各コマンドで-hオプションに論理ホスト名を指定してください。

認証サーバをクラスタシステムで運用する場合,認証サーバの設定ファイルは次のディレクトリに格納されています。

共有ディレクトリ名/jp1base/conf/user_acl/

セカンダリー認証サーバを設置する場合は,プライマリー認証サーバの設定ファイルをセカンダリー認証サーバへコピーする必要があります。その際,セカンダリー認証サーバをクラスタ運用するかしないかで,設定ファイルのコピー先が異なってくるので注意が必要です。

クラスタ運用する場合のコピー先
共有ディレクトリ名/jp1base/conf/user_acl/

クラスタ運用しない場合のコピー先
/etc/opt/jp1base/conf/user_acl/

設定ファイルをコピーしたあとに,次のコマンドを実行して設定を反映させてください。セカンダリー認証サーバをクラスタ運用しない場合は,-hオプションの指定は不要です。

jbs_spmd_reload -h 論理ホスト名

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