JP1/Base 運用ガイド
Windowsの場合,次に示すサービスが,サービスに「自動」で登録され,システムの起動時に自動起動するようにデフォルトで設定されています。
- Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2(統合トレース機能)
- JP1/Base Control Service(起動管理機能)※
注※ JP1/Power Monitorをインストールしている環境では,JP1/Base Control Serviceの起動方法を「手動」に変更しないでください。JP1/Power Monitorが正常に動作しなくなります。
また,JP1/Base Control Service(起動管理機能)が起動すると,次に示すサービスが起動するようにデフォルトで設定されています。
- JP1/Base(ユーザー管理機能を含むプロセス管理機能)
- JP1/Base Event(イベントサービス)
- JP1/Base LogTrap(ログファイルトラップ管理サービス)
通常は,この設定を変更する必要はありません。なお,JP1/Base EventlogTrap(イベントログトラップサービス)やほかのアプリケーションプログラムについてもJP1/Base Control Service(起動管理機能)を使って順序性を持たせて自動起動するように設定できます。起動管理機能を利用する方法については,「5. サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)」を参照してください。
JP1/Base Control Service(起動管理機能)を利用せずに各サービスを起動したい場合は,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)中に定義されている該当するサービスの定義を必ずコメントアウトしてください。また,依存関係にあるすべてのサービスの定義も必ずコメントアウトしてください。該当するサービスに関する定義部分すべての行頭に#(シャープ)を付けることによってコメントアウトできます。
このようにして起動順序定義ファイルを編集したあと,各サービスの操作をコントロールパネルの[サービス]ダイアログボックス上で行ってください。コメントアウトせずに各サービスを自動起動または手動起動した場合,KAVA4003-Eメッセージが出力され,正常に動作しなくなる場合があります。
- 注意事項
- 起動管理機能を使用する場合,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)中に定義されているサービスに対しては,コントロールパネルの[サービス]ダイアログボックス上で操作しないでください。KAVA4003-Eメッセージが出力され,起動管理機能によるサービスの自動起動および自動終了が正常に動作しなくなる場合があります。
- ログファイルトラップ管理サービスおよびイベントログトラップはイベントサービスの起動が前提です。ログファイルトラップ管理サービスおよびイベントログトラップを起動する場合は,最初にイベントサービスを起動してください。
- JP1/Baseがインストールされていて,イベントサービスが起動されていない場合,イベントサービスを利用するプログラムの性能に影響が出る場合があります。これを避けるため,イベントサービスを起動しない場合には,「6.4.3 API設定ファイル(api)の詳細」を参照して,イベントの発行・取得を禁止する設定を行ってください。
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