9.9.1 単語情報出力コマンド
(1) 形式
IwsWordInfoOutput.bat -o 出力先ファイルパス {[-d 情報抽出範囲日数] | [-s 情報抽出範囲開始日付] [-e 情報抽出範囲終了日付]} [-t 出力ターム数] [-u ターム利用数] [-f]
(2) 引数
- -o 出力先ファイルパス
-
単語情報を出力するファイルの絶対パスを指定します。
- -d 情報抽出範囲日数
-
コマンド実行日を含んだ日数分の範囲を情報抽出範囲とし,情報抽出範囲日数を数値にて指定します。指定範囲は,1から366までです。この引数を省略した場合は7を仮定します。
この引数を指定すると,引数-sと引数-eの指定はできません。重複して指定した場合はエラーとなります。
引数-d,引数-sおよび引数-eのいずれも指定されていない場合は,引数-dは7を仮定します。
- -s 情報抽出範囲開始日付
-
情報抽出範囲開始日付をyyyymmdd形式にて指定します。指定範囲は,19700101から99991231までです。指定を省略した場合は,19700101を仮定します。指定できる形式以外を指定した場合,および日付として不正な値を指定した場合は,引数エラーとなります。また,引数-dとは重複して指定できません。重複して指定するとエラーとなります。
- -e 情報抽出範囲終了日付
-
情報抽出範囲終了日付をyyyymmdd形式にて指定します。指定範囲は,19700101から99991231までです。指定を省略した場合は,99991231を仮定します。指定できる形式以外を指定した場合,および日付として不正な値を指定した場合は,引数エラーとなります。また,引数-dとは重複して指定できません。重複して指定するとエラーとなります。
- -t 出力ターム数
-
ファイルに出力するターム数を指定します。指定範囲は,0から100000までです。指定を省略した場合は,100を仮定します。0が指定された場合は,出力対象のタームすべてを出力します。
- -u ターム利用数
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検索条件にて利用したタームごとの合計利用数を指定します。この合計利用数以上のタームが出力対象となります。指定範囲は,0から100000までです。
指定を省略した場合は,0を仮定します。
- -f
-
-oで指定した出力先にすでに同ファイルが存在していた場合は上書きします。
-fの指定がなくすでにファイルが存在している場合や,-fの指定はあるが同一パスのディレクトリがすでに存在していた場合はエラーとなります。
(3) 入出力
- 入力
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なし。
- 出力
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出力ファイルとしてターム利用数の降順に,単語ごとの改行区切りで出力されます。
(4) 終了コード
- 0:正常終了
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正常終了した場合に出力されます。
- 10:引数誤り
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引数誤りの場合に出力されます。コマンド実行時の引数に誤りがあります。
- 11:警告終了
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出力ファイルの最大サイズを超過した場合に出力されます。
- 20:異常終了
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次のどれかが原因で異常終了した場合に出力されます。
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ファイルの出力エラーが発生しました。
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重複実行エラーが発生しました。
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データベースへのアクセスエラーが発生しました。
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(5) 注意事項
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出力ファイルの最大サイズは10Mバイトです。これを超過する情報(単語)は出力しません。超過する場合は,警告メッセージを出力して超過しない範囲の情報を出力します。
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このコマンドで解析対象とする検索条件は,一行検索に指定した検索条件,および詳細検索に指定したキーワード検索条件が対象となります。
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検索条件が複数のタームで構成されている場合,タームごとに分割を行います。また,ターム利用数は,タームごとの分割後に集計した合計利用数となります。
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検索条件式にフレーズ検索が指定されていた場合,フレーズ内を以下のように正規化した後,半角空白文字を区切り文字としてタームごとの分割を行います。
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全角空白文字を半角空白文字に置換
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連続する半角空白文字を1つに置換
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前後に存在する半角空白文字を削除
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情報抽出範囲日付の日付形式が不正であった場合は,形式不正のメッセージを出力します。
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-sと-eに同じ日付を指定した場合は,指定した日付の情報抽出を実行します。
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-sと-eの日付が逆転している場合は,指定範囲不正のメッセージを出力します。
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コマンドは複数同時に実行できません。複数同時に実行した場合は,あとから実行したコマンドがエラーとなります。