uCosminexus Portal Framework　システム管理者ガイド

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3.7.1　共通情報の容量計算

共通情報は，uCosminexus Portal Frameworkで定められたテーブルを作成して必要な情報を格納します。

ここでは，DBを構築する際に共通情報の容量を見積もるための，計算方法について説明します。

＜この項の構成＞
(1)　容量計算をするための前提知識
(2)　共通情報の容量計算

(1)　容量計算をするための前提知識

容量計算をするときは，次の点に注意してください。

(2)　共通情報の容量計算

ここでは，共通情報のデータ件数の算出方法を記述しています。各DBのテーブル定義に記述しているレコード長を使用して，共通情報の容量を計算してください。共通情報のテーブル定義は，HiRDBの場合は「3.7.3　DBのセットアップ（HiRDBの場合）」を，Oracleの場合は「3.7.4　DBのセットアップ（Oracleの場合）」を，SQL Serverを使用する場合は「3.7.5　DBのセットアップ（SQL Serverの場合）」を参照してください。

なお，Collaboration - Online Community Managementを使用する場合は，マニュアル「Collaboration　導入ガイド」を参照してください。

(a)　テーブル容量

共通情報用テーブルの容量を算出するために必要なデータを次の表に示します。

表3-16　共通情報用テーブル容量

項番 テーブル名称 容量（データ件数）
1 FILECONTENT システムに登録するレイアウトの最大数×（デバイス数※1＋強制表示の設定有無※2）
2 PORTLET_ARRANGE システムに登録する拡張レイアウトの最大数×拡張レイアウト内のエリア数の平均×エリアに配置するポートレット数の平均
3 PORTAL_GROUP システムに登録するポータル管理グループの最大数
4 PORTAL_LAYOUT ポータル管理グループで使用されるレイアウトの最大数の合計値
5 PORTAL_PORTLET ポータル管理グループで使用されるポートレットの最大数の合計値
6 PORTAL_CREATEID 1
7 PORTAL_UPDATEID 1
8 PORTLET_GROUP システムに登録するポートレットグループの最大数
9 PORTLET_ENTRY 各ポートレットグループに登録するポートレットの数の合計値
10 COMPONENT_PORTLET システムに登録するWebコンテンツポートレットの最大数×（20＋アクセスサイトの平均数×100＋インポートするテンプレートの数の平均）

注※1　HTML，CTHML，HDMLの最大3種類です。

注※2　強制表示の設定（jp.co.hitachi.soft.portal. portlets.forceportlet.supports）を行っている場合は1，行わない場合は0としてください。


(b)　インデクス容量

共通情報のインデクス容量の計算に必要なデータを次の表に示します。

表3-17　共通情報用インデクス容量計算に必要なデータ

項番 テーブル名称 インデクス名称 キー重複件数 ユニークインデクス
1 FILECONTENT (FILENAME) ※3 システムに登録するレイアウトの最大数×（デバイス数※1＋強制表示の設定有無※2） ○
FILECONTENT_INDX1 システムに登録するレイアウトの最大数 ×
FILECONTENT_INDX2 2 ×
2 PORTLET_ARRANGE PORTLET_ARRANGE_INDX1 システムに登録する拡張レイアウトの最大数 ×
PORTLET_ARRANGE_INDX2 システムに登録する全ての拡張レイアウトのエリア数の最大数 ×
PORTLET_ARRANGE_INDX3 システムに登録する全ての拡張レイアウトに配置するポートレットの最大数 ×
PORTLET_ARRANGE_INDX4 システムに登録する拡張レイアウトの最大数 ×
PORTLET_ARRANGE_INDX5 2 ×
3 PORTAL_GROUP (PORTALGROUPNAME) ※3 システムに登録するポータル管理グループの最大数 ○
PORTAL_GROUP_INDX1 システムに登録するコミュニティの最大数 ×
PORTAL_GROUP_INDX2 システムに登録するポータル管理グループの最大数 ×
PORTAL_GROUP_INDX3 2 ×
4 PORTAL_ LAYOUT (ENTRYID) ※3 ポータル管理グループで使用されるレイアウトの最大数の合計値 ○
PORTAL_LAYOUT_INDX1 システムに登録するポータル管理グループの最大数 ×
PORTAL_LAYOUT_INDX3 ポータル管理グループで使用されるレイアウトの最大数の合計値 ×
PORTAL_LAYOUT_INDX4 3 ×
PORTAL_LAYOUT_INDX5 2 ×
5 PORTAL_PORTLET (ENTRYID) ※3 ポータル管理グループで使用されるポートレットの最大数の合計値 ○
PORTAL_PORTLET_INDX1 システムに登録するポータル管理グループの最大数 ×
PORTAL_PORTLET_INDX3 ポータル管理グループで使用されるレイアウトの最大数の合計値 ×
PORTAL_PORTLET_INDX4 3 ×
PORTAL_PORTLET_INDX5 2 ×
6 PORTLET_GROUP (PORTLETGROUPNAME) ※3 システムに登録するポートレットグループの最大数 ○
PORTLET_GROUP_INDX1 システムに登録するポートレットグループの最大数 ×
PORTLET_GROUP_INDX2 システムに登録するポートレットグループの最大数 ×
PORTLET_GROUP_INDX3 システムに登録するポートレットグループの最大数 ×
PORTLET_GROUP_INDX4 2 ×
7 PORTLET_ENTRY (ENTRYID) ※3 各ポートレットグループに登録するポートレットの数の合計値 ○
PORTLET_ENTRY_INDX1 システムに登録するポートレットグループの最大数 ×
PORTLET_ENTRY_INDX2 システムに登録するポートレットグループの最大数 ×
PORTLET_ENTRY_INDX3 2 ×
8 COMPONENT_PORTLET COMPONENT_PORTLET_INDX1 システムに登録するWebコンテンツポートレットの最大数 ×
COMPONENT_PORTLET_INDX2 システムに登録するWebコンテンツポートレットの最大数×（20＋アクセスサイトの平均数×100＋インポートするテンプレートの数の平均） ×
COMPONENT_PORTLET_INDX3 2 ×

注※1　HTML，CTHML，HDMLの最大3種類です。

注※2　強制表示の設定（jp.co.hitachi.soft.portal. portlets.forceportlet.supports）を行っている場合は1，行わない場合は0としてください。

注※3　主キーに対するインデクスです。


(c)　LOB容量

共通情報のLOB容量の計算について説明します。LOB列に格納するデータの1件当たりの容量の目安を次の表に示します。

表3-18　共通情報用LOB容量計算

項番 テーブル名称 LOB列 容量の目安（バイト／件）
1 FILECONTENT FILECONTENT ポートレット配置情報ファイルのサイズ※1
2 PORTAL_GROUP PORTALGROUPTITLES ポータル管理グループの日本語以外のタイトル×450＋120
ALLOWLISTCONTROL １つのポータル管理グループに設定する管理者条件の数×400＋256
ALLOWLISTUSE １つのポータル管理グループに設定する利用者条件の数×400＋256
3 PORTAL_LAYOUT ENTRYPARAMETER 400
ENTRYTITLES レイアウトの日本語以外のタイトル×450＋120
4 PORTAL_PORTLET ENTRYPARAMETER （ポートレットパラメタのサイズ＋20）×パラメタの数＋160
ENTRYTITLES ポートレットの日本語以外のタイトル×450＋120
5 PORTLET_GROUP PORTLETGROUPTITLES ポートレットグループのタイトル数×260＋80
PORTLETGROUPDESCS ポートレットグループの説明文数×260＋80

注※1　標準的なポートレット配置情報ファイルのサイズは1KBです。


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