Collaboration - File Sharing システム管理者ガイド
システム導入支援機能を使用しない場合の,データベースサーバを使用するためのFile Sharingサーバの設定について説明します。
システム導入支援機能を使用しない場合,データベースサーバを使用するためのFile Sharingサーバの設定に次のファイルを使用します。
ここでは,データベースの初期設定方法について説明します。
スキーマを定義するためには,HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を使用して,定義系SQLのCREATE SCHEMAを実行します。スキーマを定義する場合は,スキーマ定義権限が必要です。データベース定義ユティリティ(pddef)の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。CREATE SCHEMAの文法については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。
メタ情報をデータベースに登録するために,メタ情報の初期設定コマンド(EDMInitMeta)を実行します。[ファイル共有]ポートレットで日本語および英語だけを使用する運用の場合は,文書空間の文字コード種別としてUTF-8(推奨)またはShift-JISを指定してください。また,日本語および英語以外の言語も使用する運用の場合は,文書空間の文字コード種別としてUTF-8を指定してください。
コマンドの実行例を次に示します。
EDMInitMeta -d
-f {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\etc\edms.ini
-r CFS_METATBL※1
-i CFS_METAIDX※1
-v Both
-A
-u DisplayName
-R
-C UTF-8
|
EDMInitMeta -d
-f {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\etc\edms.ini
-r CFS_METATBL※1
-i CFS_METAIDX※2
-v Both
-A
-u DisplayName
-R
-C SJIS
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入力ファイルとして指定するメタ情報ファイルについては「5.2.6 メタ情報ファイル」を参照してください。メタ情報の初期設定コマンドの詳細は,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMInitMeta(メタ情報の初期設定)」を参照してください。動作環境メタ情報ファイルは,この時点で作成されます。
メタ情報に定義情報ファイルの内容を追加するために,メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)を実行します。コマンドの実行例を次に示します。
EDMAddMeta -g
-f {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsMeta_UTF-8.ini
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EDMAddMeta -g
-f {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsMeta_SJIS.ini
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入力ファイルとして指定する定義情報ファイル(CfsMeta_UTF-8.iniまたはCfsMeta_SJIS.ini)については,「5.2.7 定義情報ファイル」の「(2) システム導入支援機能を使用しない場合」を参照してください。メタ情報の追加コマンドの詳細は,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMAddMeta(メタ情報の追加)」を参照してください。この時点で,動作環境メタ情報ファイルも更新されます。
データベース定義文を出力するために,File Sharing用データベース定義文の作成コマンド(EDMCrtSql)を実行します。なお,コマンドの-rオプションで指定するRDエリア定義情報ファイルは,ファイル内に記載されているRDエリアの名を,「付録D.2 HiRDBの環境設定」で作成したRDエリアの名に編集しておく必要があります。
コマンドの実行例を次に示します。
実行例
EDMCrtSql
-o {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\env\Server\CfsSql.txt※
-t HIRDB
-c
-i {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsIndex.ini
-r {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\sample\CfsRdarea.ini
-u NO
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入力ファイルとして指定するRDエリア定義情報ファイル(CfsRdarea.ini)については「5.2.8 RDエリア定義情報ファイル」の「(2) システム導入支援機能を使用しない場合」を参照してください。File Sharing用データベース定義文の作成コマンドの詳細は,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMCrtSql(File Sharing用データベース定義文の作成)」を参照してください。
クラス定義情報ファイルを出力するために,クラス定義情報ファイルの作成コマンド(EDMCrtSimMeta)を実行します。コマンドの実行例を次に示します。
実行例
EDMCrtSimMeta |
クラス定義情報ファイルは,接続する文書空間識別子にサフィックス「.ini」を付加したファイル名で,次に示すディレクトリに出力されます。
{File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\etc\meta_files\文書空間識別子.ini
クラス定義情報ファイル(文書空間識別子.ini)については,「5.3.1 クラス定義情報ファイル」を参照してください。クラス定義情報ファイルの作成コマンドの詳細は,「8.2 File Sharingサーバのコマンドの詳細」の「EDMCrtSimMeta(クラス定義情報ファイルの作成)」を参照してください。
データベース定義文を入力ファイルとして,HiRDBでデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行して定義を追加します。
データベース定義ユティリティ(pddef)の実行例を次に示します。
実行例
pddef < {File Sharingサーバのインストールディレクトリ}\Server\env\Server\CfsSql.txt
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データベース定義ユティリティ(pddef)の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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