set_application（アプリケーションの登録・削除）

-o 出力ファイル名: 指定したファイルに標準出力データを出力します。ただし，出力メッセージのうち，KDCM00071-E～KDCM00076-Eは出力しません。; 出力ファイル名の指定方法の詳細は，「5.2（3）-oオプションに指定する出力ファイル」を参照してください。

-q: 標準出力および標準エラー出力への出力を抑制します。

-e ログファイル名

指定したログファイルに，次の情報を出力します。

SQLクエリ発行直前および発行直後のSQLクエリ文字列
SQLクエリ発行時のエラーメッセージ

ログファイル名の指定方法の詳細は，「5.2（4）-eオプションに指定するログファイル」を参照してください。

-f アプリケーションリストファイル名: アプリケーションリストファイル（set_application.cfg）に定義されている内容をデータベースのシステムアプリケーションテーブル（TBL_SYSAPPLI）に設定します。; ファイル名の指定方法; アプリケーションリストファイルのファイル名は，絶対パス，またはコマンドを実行するディレクトリからの相対パスで指定します。ファイル名は，220バイト以内の文字列で指定します。ただし，絶対パスで表したときに220バイト以内の文字列になるように指定してください。; ファイルの記述形式; アプリケーションリストファイルの記述形式については，「7.2.2　アプリケーションリストファイル（set_application.cfg）」を参照してください。; サンプルファイルの利用; アプリケーションリストファイルには，サンプルファイル（set_application.cfg.sam）を利用します。サンプルファイルの内容を変更しないで，ファイル名を「set_application.cfg」に変更して保存してください。; なお，Groupmax Collaboration Web Client - Mail/Scheduleでは，サンプルファイル（set_application_ms.cfg.sam）を利用してください。

-d アプリケーションリストファイル名: データベースのシステムアプリケーションテーブル（TBL_SYSAPPLI）に削除フラグを設定します。このとき，アプリケーションリストファイル（set_application.cfg）を指定します。; ファイル名の指定方法; アプリケーションリストファイルのファイル名は，絶対パス，またはコマンドを実行するディレクトリからの相対パスで指定します。ファイル名は，220バイト以内の文字列で指定します。ただし，絶対パスで表したときに220バイト以内の文字列になるように指定してください。; ファイルの記述形式; アプリケーションリストファイルの記述形式については，「7.2.2　アプリケーションリストファイル（set_application.cfg）」を参照してください。; サンプルファイルの利用; アプリケーションリストファイルに，サンプルファイル（set_application.cfg.sam）を使用する場合，サンプルファイルの内容を使用する環境に合わせて変更し，ファイル名「set_application.cfg」で保存してください。; なお，Groupmax Collaboration Web Client - Mail/Scheduleでは，サンプルファイル（set_application_ms.cfg.sam）を利用してください。

set_applicationコマンドの戻り値を次に示します。

表5-3　set_applicationコマンドの戻り値

戻り値	意味
0	正常終了しました。
1	ユーザによる強制終了が発生したか，またはコマンド用jarが見つかりません。
2	指定したアプリケーションリストファイル，またはhptl_clb_ccm_cmd.propertiesが見つかりません。出力ファイル，またはログファイルを生成できません。
3	必要なオプションが指定されていません。
4	排他のオプションが重複して指定されています。
12	出力ファイル名，ログファイル名，またはアプリケーションリストファイル名が長過ぎます。
13	アプリケーションリストファイルの書式にエラーがあります。
14	アプリケーションリストファイル，またはhptl_clb_ccm_cmd.propertiesの属性値が適切な範囲にありません。
21	データベースからの応答がありません。
22	データベースへの接続に失敗しました。
23	SQLクエリの実行に失敗しました。
24	JDBCドライバがインストールされていません。または，パスが通っていません。
25	存在しないレコードを指定しました。
31	入出力処理中にエラーが発生しました。
32	トレース処理中にエラーが発生しました。
33	コマンドの書式が違います。
34	システム情報の取得に失敗しました。
35	nullが指定されました。
36	内部矛盾が発生しました。
39	次の意味が考えられます。コマンドが実行できる状態ではありません。環境変数が設定されていません。システムコールでエラーが発生しました。

set_applicationコマンドの使用例を紹介します。ここでは，次のような環境を想定しています。

ソフトウェア環境
set_applicationコマンドを実行できる環境
コマンドプロンプトのカレントディレクトリ
<Collaboration - Serverインストールディレクトリ>\community\command\bin
アプリケーションリストファイル
C:\Program Files\Hitachi\Collaboration\community\command\sys\set_application.cfg

アプリケーションリストファイルの内容をシステムアプリケーションテーブルに登録する場合

アプリケーションリストファイルの内容をシステムアプリケーションテーブル（TBL_SYSAPPLI）に登録する場合，set_applicationコマンドを次のように実行します。

set_application
-e "C:\Program Files\Hitachi\Collaboration\community\command\log\set_application.log"
-f "C:\Program Files\Hitachi\Collaboration\community\command\sys\set_application.cfg"

この実行例では，set_applicationコマンドを実行すると，エラーログがある場合は-eオプションで指定したログファイル（set_application.log）に出力されます。

実行例は改行されているように表示されていますが，実際に実行するときは，1行で記述する必要があります。

標準出力に何も出力しない場合

ログをデフォルトのログファイルに出力する場合，set_applicationコマンドを次のように実行します。

set_application -q -f "C:\Program
Files\Hitachi\Collaboration\community\command\sys\set_application.cfg"

この実行例は，あらかじめコマンドプロパティファイル（hptl_clb_ccm_cmd.properties）のhptl_clb_ccm_cmd_logfileキーの設定値に，ログファイルとしてC:\Program Files\Hitachi\Collaboration\community\log\error_set_application.logを指定していることを想定しています。