JP1/Network Printing System(Windows(R)用)
形式
JNpsActC.exe コンピュータ名|イベントログファイル名
出力ファイル名
[/Mode:ADD|UPDATE|NEW]
[/Header]
[/Range:*|開始日時-終了日時]
機能
指定したコンピュータのイベントログまたは指定したイベントログファイルから,印刷関連の課金情報を収集し,編集しやすい.csvファイル形式で出力します。なお,このコマンドでは,印刷終了イベントから印刷が正常に終了したジョブの情報を収集します。
引数
コンピュータ名|イベントログファイル名
課金情報を収集するコンピュータまたはイベントログファイルを指定します。イベントログファイル名を指定する場合は,フルパスで指定します。
出力ファイル名
課金情報を出力するファイル名をフルパスで指定します。ファイルの拡張子は.csvです。
[/Mode:ADD|UPDATE|NEW]
「出力ファイル名」で指定したファイルが存在する場合の処理を指定します。
- ADD
指定したファイルがない場合:新しいファイルを作成します
指定したファイルが存在する場合:ファイルの最後に情報を追加します
- UPDATE
指定したファイルがない場合:新しいファイルを作成します
指定したファイルが存在する場合:ファイルを上書きします
- NEW
指定したファイルがない場合:新しいファイルを作成します
指定したファイルが存在する場合:コマンドエラーになります
[/Header]
見出し行を出力するかを指定します。見出し行には,「受付日時」や「印刷ページ数」など,収集する情報の項目名が出力されます。この引数を省略した場合は,見出し行は出力されません。
[/Range:*|開始日時-終了日時]
情報を収集する期間を指定します。この引数を省略すると,/Range:*が仮定されます。
- *
すべての課金情報を収集します。
- 開始日時-終了日時
開始日時と終了日時を指定すると,その間に出力されたイベント(印刷終了日時がその範囲内であるイベント)の情報を取得します。開始日時と終了日時は"-"(ハイフン)でつなげてください。
- 開始日時の指定形式
TOP|YYYY/MM/DD.HH:MM:SS
TOP:イベントの先頭から情報を取得します。
YYYY/MM/DD.HH:MM:SS:指定した日時以降に出力されたイベントから情報を取得します。
- 終了日時の指定形式
BOTTOM|YYYY/MM/DD.HH:MM:SS
BOTTOM:イベントの最後まで情報を取得します。
YYYY/MM/DD.HH:MM:SS:指定した日時までに出力されたイベントから情報を取得します。
注意事項
- このコマンドを実行するには,Administratorsグループのメンバーとしてログオンしていることが必要です。
- 収集できない情報がある場合,その項目には何も表示されません。
- 印刷ページ数は,論理的なページ数を出力するため,Nアップ,両面印刷,または部数指定などのオプションを指定した場合は,実際の印刷枚数と異なることがあります。
- 情報を収集する期間を指定した場合,JP1/NPS 06-00より前のバージョンで出力したイベントは.csvファイルに出力されません。
JP1/NPS 06-00より前の課金情報を取得する場合には,情報を収集する期間で,[/Range:*]または[/Range:TOP-BOTTOM]を指定してください。
- JP1/NPS 06-00より前のバージョンで出力したイベントの場合,[タイムゾーン],[印刷要求コンピュータ名]および[用紙名]は出力されません。また,JP1/NPS 05-00より前のバージョンで出力したイベントの場合,上記に加えて[印刷ジョブID]も出力されません。
- JP1/NPS 06-00より前のバージョンでは,日付を出力していません。そのため,[受付日時],[印刷開始日時],[印刷終了日時]の日付部分には,「YYYY/MM/DD」の文字列が出力されます。
戻り値
0 正常に終了した 1 ヘルプを実行した 2 コマンドの実行権限がない 3 引数が指定されていないなど,引数が誤っている 4 イベントログ入力元の指定が誤っている 5 出力ファイル名の指定が誤っている 6 書き込みモードの指定が誤っている 7 見出し行の指定が誤っている 8 イベントログ情報を取得する範囲の日時指定が誤っている 9 イベントログ入力元に指定されたコンピュータのイベントログファイルを開けない 10 イベントログ入力元に指定されたイベントログファイルを開けない 11 出力ファイルを開けない 12 指定した出力ファイルが存在する(書き込みモードに"NEW"を指定している場合) 13 出力する課金情報がない 14 ディスク容量が不足した 15 コマンド処理中にエラーが発生した
使用例
- イベントログファイル(C:\Eventlog.evt)にある情報をすべてC:\AccountInfo.csvに出力します
JNpsActC.exe C:\Eventlog.evt C:\AccountInfo.csv- コンピュータ(JP1-SERVER)上のイベントログのうち,2003/12/1の0時0分0秒から2003/12/31の23時59分59秒までの情報を,見出し行を付けてC:\AccountInfo.csvに出力する。指定した出力先ファイルが存在する場合,コマンドエラーにする。
JNpsActC.exe JP1-SERVER C:\AccountInfo.csv /Mode:new /Header /Range:2003/12/01.00:00:00-2003/12/31.23:59:59
All Rights Reserved. Copyright (C) 2003, Hitachi, Ltd.