JP1/Network Printing System(Windows(R)用)
形式
JDelJobs.exe *|プリンタ名
*|YYYYMMDD
機能
印刷済みのジョブを削除します。印刷済みジョブの削除方法には,次に示す四つの方法があります。
- すべてのプリンタ上のすべての印刷済みジョブを削除する
- すべてのプリンタ上の印刷済みジョブのうち,指定した日付以前に印刷されたジョブを削除する
- 指定した一つのプリンタ上のすべての印刷済みジョブを削除する
- 指定した一つのプリンタ上の印刷済みジョブのうち,指定した日付以前に印刷されたジョブを削除する
なお,このコマンドはプリントサーバ上でだけ実行できます。そのプリントサーバのローカルプリンタ上の印刷済みジョブを削除します。
引数
*|プリンタ名
印刷済みジョブを削除するプリンタを指定します。ここで指定したプリンタ上の印刷済みジョブを削除します。
- *
すべてのプリンタ上の印刷済みジョブを削除します。
- プリンタ名
そのプリンタ上の印刷済みジョブを削除します。
*|YYYYMMDD
印刷済み日付を指定します。ここで指定した日付以前に印刷されたジョブを削除します。
- *
すべての印刷済みジョブを削除します。
- YYYYMMDD
指定した日付以前に印刷されたジョブを削除します。
なお,印刷済み日付は「年月日=YYYY/MM/DD」の形式で指定してください。この形式以外で指定するとエラーになります。
注意事項
- このコマンドはJP1/NPSが管理するポート(#NPS_LPTx:,#NPS_JETx:,#NPS_XDPx:,#NPS_LPDx:)のプリンタでだけ実行できます。
- このコマンドを実行するには,プリンタに対する「フルコントロール」アクセス権が必要です。
戻り値
0 正常終了 1 引数が指定されていないなど,引数が誤っている 2 指定したプリンタが存在しないなど,プリンタ名が誤っている 3 指定した日付の形式が正しくないなど,印刷済み日付が誤っている 4 JP1/NPS/Clientがインストールされたコンピュータでコマンドを実行したなど,コマンドの実行環境が不正である 5 削除する印刷済みジョブがない 6 対象となるプリンタがない 7 プリンタに対する「フルコントロール」アクセス権がない ※1 8 コマンド処理中にエラーが発生した ※2 なお,削除中にエラーが複数発生した場合は,重要度が高いもの(戻り値の数値が大きいもの)が戻り値として表示されます。
注※1 プリンタ名に"*"を指定した場合,すべてのプリンタの中に「フルコントロール」アクセス権がないプリンタが一つでも存在しているとこのエラーになります。その場合,「フルコントロール」アクセス権があるプリンタ上の印刷済みジョブは削除されます。
注※2 ただし,幾つかの印刷済みジョブの削除に成功した可能性もあります。
使用例
- すべてのプリンタ上のすべての印刷済みジョブを削除します
JDelJobs.exe * *
- すべてのプリンタ上の印刷済みジョブのうち,2003年12月31日以前に印刷されたジョブを削除します
JDelJobs.exe * 2003/12/31
- プリンタ"Printer01"上のすべての印刷済みジョブを削除します
JDelJobs.exe Printer01 *
- プリンタ"Printer01"上の印刷済みジョブのうち,2003年12月31日以前に印刷されたジョブを削除します
JDelJobs.exe Printer01 2003/12/31
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