JP1/Network Printing System(Windows(R)用)
JP1/NPSとNNMを連携する場合のセットアップについて説明します。
- <この節の構成>
- (1) 必要なソフトウェア
- (2) セットアップ手順
(1) 必要なソフトウェア
次のソフトウェアが必要です。
(a) マネージャとなるホスト側に必要なソフトウェア
- ホストがWindowsの場合
- SNMPサービス
- JP1/Cm2/NNMまたはhp OpenView NNM
- JP1/Network Printing System
- ホストがUNIXの場合
- JP1/Cm2/NNMまたはhp OpenView NNM
- JP1/Network Printing System
(b) エージェントとなるホスト側に必要なソフトウェア
- SNMPサービス
- JP1/Network Printing System
(2) セットアップ手順
マネージャとなるホスト側(マネージャホスト)のセットアップが完了してから,エージェントとなるホスト側(エージェントホスト)のセットアップを始めてください。
(a) マネージャホストでのセットアップ手順
NNMは,JP1/NPSより先にインストールしてください。
JP1/NPSをインストールするときは,NNMのウィンドウを閉じて,NNMのサービスが開始している状態でインストールしてください。
JP1/NPSのあとにNNMをインストールする場合,NNMのインストール後,コマンドプロンプトなどからJP1/NPSのインストール先フォルダにあるバッチファイル「Tclnpsj.bat」を実行してください。このとき,NNMのウィンドウを閉じて,NNMのサービスが開始している状態で実行してください。なお,JP1/NPSをデフォルトとは異なるフォルダにインストールした場合は,メモ帳などのテキストエディタで,「Tclnpsj.bat」ファイル中のインストール先のフォルダ名(C:\Win32APP\HITACHI\JP1NPS)を,JP1/NPSをインストールしたフォルダに書き換えてから実行してください。
(b) エージェントホストでのセットアップ手順
- SNMPサービスの設定
エージェントホストでは,WindowsのSNMPサービスを使います。SNMPサービスのプロパティでコミュニティ名「Jp1Trap」を作成し,トラップ送信先を設定してください。SNMPサービスのプロパティは,Windowsの[サービス]で設定します。
(c) サービスの依存関係の設定
JP1/NPSサービスよりも先にSNMPサービスが開始している必要があります。JP1/NPSサービスとSNMPサービスの間に依存関係を設定して,この順序でそれぞれのサービスを起動するようにします。
- 依存関係を設定するには
依存関係の設定には,JP1/NPSをインストールしたフォルダにあるDepend.batコマンドを使います。SNMPサービスと依存関係を結ぶには,Depend.batを実行してください。
依存関係を設定すると,JP1/NPSサービスの起動時にSNMPサービスを自動的に開始します。また,SNMPサービスを停止すると,JP1/NPSサービスも停止します。
- 依存関係を解除するには
JP1/NPSサービスとSNMPサービスとの依存関係を解除するには,Depend.batコマンドと同じフォルダにあるIndepend.batコマンドを実行してください。
これらのサービス間の依存関係を解除しないでSNMPサービスをシステムから削除すると,JP1/NPSサービスが開始できなくなります。SNMPサービスを削除するときには,必ず依存関係を解除してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2003, Hitachi, Ltd.