COBOL2002 ユーザーズガイド

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41.3.1 プログラムの実行環境の設定

プログラムの実行環境の設定について説明します。

<この項の構成>
(1) 実行時環境変数の設定方法
(2) 実行時環境変数の一覧

(1) 実行時環境変数の設定方法

64bit版PC(x64) COBOL2002での実行時環境変数の設定方法は,32bit版PC(x86) COBOL2002と同じです。詳細については,「38.2.1 実行時環境変数の設定方法」を参照してください。

(2) 実行時環境変数の一覧

ここでは,64bit版PC(x64) COBOL2002では使用できない実行時環境変数について説明します。

なお,64bit版PC(x64) COBOL2002で使用できない実行時環境変数を指定した場合は,指定した実行時環境変数は無視されて,処理が続行されます。

(a) ファイル

ファイルの実行時環境変数のうち,64bit版PC(x64) COBOL2002では使用できない実行時環境変数を次に示します。

表41-9 64bit版PC(x64) COBOL2002で使用できないファイルの実行時環境変数

実行時環境変数 指定する内容
CBLX_外部装置名 書式印刷するときの印刷サービス名称
CBL_BTRPGSZ Btrieveによる索引編成ファイルのページサイズ
(b) 拡張機能

拡張機能の実行時環境変数のうち,64bit版PC(x64) COBOL2002では使用できない実行時環境変数を次に示します。

表41-10 64bit版PC(x64) COBOL2002で使用できない拡張機能の実行時環境変数

実行時環境変数 指定する内容
CBLCGIERR CGIプログラムで実行時エラーが発生した場合,エラー情報の先頭にHTTPヘッダを付けるかどうか
CBLCGIINITSIZE CBLCGIINITサービスルーチンが受け取ったフォーム情報
CBLSRVERR OLE2サーバでのエラーメッセージ出力ファイル名