COBOL2002 ユーザーズガイド

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39.9 テストデバッグ機能

テストデバッガは,TDコマンドなどでプログラムの実行を制御しながらプログラムをテストしたり,デバッグしたりする機能です。テストデバッガで,プログラムの実行を実行文単位に中断し,データ項目に対して値を表示,代入,比較してデバッグできます。また,未完成のプログラムをテストできます。

テストデバッガには,GUIモードとバッチモードの二つの方法があります。

GUIモードでは,ウィンドウに表示されたプログラムの動きを確認しながら,マウスやキーボードの操作によって,対話的にテストしたり,デバッグしたりできます。TDコマンドも入力できます。

バッチモードでは,あらかじめ,実行したいTDコマンドをファイルにまとめて記述しておき,そのファイルを入力して起動することによって,一括してテストデバッグを実行する方法です。コマンドプロンプトに,TDコマンドを記述したファイルを指定した起動コマンドを入力すると,ファイルに記述されたTDコマンドを一括して実行します。一度実行を開始すれば,利用者の操作を必要としないので,効率良く大量のプログラムがテストできます。

テストデバッグ機能の詳細については,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」を参照してください。

<この節の構成>
(1) デバッグ機能
(2) テスト機能

(1) デバッグ機能

(2) テスト機能

未完成のプログラムを単体でテストできます。呼び出し元のプログラム,呼び出し先のプログラム,ファイル,またはDC(データコミュニケーション)を,TDコマンドによってシミュレーションできます。