COBOL2002 ユーザーズガイド
アプリケーションデバッグ機能とは,プログラムの実行時に各種のエラーチェックをしたり,異常終了時やエラー発生時にデバッグに役立つリストを出力したりする機能です。
アプリケーションデバッグ機能を使うためには,デバッグ用のコンパイラオプションの指定が必要です。アプリケーションデバッグの各機能と指定するコンパイラオプションとの対応を次に示します。
表39-1 アプリケーションデバッグ機能と指定するコンパイラオプション
機能 | 指定するコンパイラオプション |
---|---|
異常終了時要約情報リストの出力 | -DebugInf,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeのどれか(ただし,リスト中にトレースバック情報もあわせて出力するためには-DebugInf,Traceオプションの指定が必要) |
データ領域ダンプリストの出力 | -DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeのどれか |
プログラム間整合性チェック | -DebugCompati |
添字,部分参照範囲外チェック | -DebugCompati |
データ例外検出機能 | -DebugData |
テストデバッグ機能 | -TDInf |
カバレージ機能 | -CVInf |
添字の繰り返し回数の範囲外チェック | -DebugRange |
デバッグ行の利用 | -DebugLine |
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