COBOL2002 ユーザーズガイド
DLLを呼び出すプログラムから実行可能ファイルを生成する場合,静的なリンクでDLLを呼び出すには,ccbl2002コマンドにインポートライブラリを指定する必要があります。
なお,64bit版PC(x64) COBOL2002の場合は「-Dll,Stdcall」と「Dll,Cdecl」を「-Dll」に読み替えてください。
DLLの呼び出しについては,「19.6 DLLに含まれるプログラムの呼び出し」を参照してください。
静的にリンクする実行可能ファイルを作成する場合は,ccbl2002コマンドにインポートライブラリを指定します。
ccbl2002コマンドの指定例を,次に示します。
ccbl2002 -Dll,Stdcall test02.cbl -OutputFile test02.dll
ccbl2002 -Main,System test01.cbl test02.lib -OutputFile test03.exe
動的なリンクで実行可能ファイルを作成する場合には,インポートライブラリは必要ありません。
DLLからほかのDLLを呼び出す場合も,実行可能ファイルと同様に,静的リンクの場合は呼び出し元プログラムのインポートライブラリをすべて指定する必要があります。また,動的リンクの場合はインポートライブラリの指定は不要です。
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