COBOL2002 ユーザーズガイド

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34.2.2 10進項目の2進項目化

10進項目の2進項目化とは,作業場所節および局所場所節で定義された内部10進項目,外部10進項目を2進項目として扱うことをいいます。すなわち,USAGE句にBINARYが指定されているものとして扱います。-Bin1Byteオプションが指定されていても,けた数が1〜2けたの10進項目なら2バイトの2進項目として扱います。ただし,次のどれかの条件に該当する場合は,2進項目化の対象にはなりません。

<この項の構成>
(1) 2進項目が指定できない個所に指定されているもの
(2) 2進化することでサイズが大きくなるもの
(3) データを外部と入出力するもの
(4) 2進にすると長さが異なるもの
(5) 英数字転記/比較をするもの
(6) 外部10進,内部10進,2進で設定される値が異なるもの
(7) 10進項目を間接的に参照/更新するもの
(8) 2進化すると実行速度が遅くなるもの
(9) ファクトリ定義およびインスタンス定義中の10進項目
(10) その他

(1) 2進項目が指定できない個所に指定されているもの

(2) 2進化することでサイズが大きくなるもの

次の場合,2進化することでサイズが大きくなります。ただし,01/77レベルは除きます。

(3) データを外部と入出力するもの

(4) 2進にすると長さが異なるもの

(5) 英数字転記/比較をするもの

MOVE文の転記の規則に従って転記するWRITE FROM,REWRITE FROM,RELEASE FROM,報告書節(REPORT SECTION)のSOURCE句,画面節(WINDOW SECTION)のSOURCE句などを含みます。

(6) 外部10進,内部10進,2進で設定される値が異なるもの

(7) 10進項目を間接的に参照/更新するもの

(8) 2進化すると実行速度が遅くなるもの

(9) ファクトリ定義およびインスタンス定義中の10進項目

(10) その他