COBOL2002 ユーザーズガイド

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32.5.1 CBLMESSAGE

CBLMESSAGEサービスルーチンは,引数で指定した文字列をメッセージボックスに表示するものです。

形式
CALL 'CBLMESSAGE' USING 引数1 引数2

引数
  • 引数1には,表示する文字列の長さを4バイトの2進項目で指定します。対応する長さは1〜1,024バイトであり,この長さ以外を指定するとエラーになります。
  • 引数2には,表示する文字列を指定します。システムが表示できないコードが文字列中にあった場合の結果は保証しません。

戻り値
0:正常終了した場合
-1:エラーが発生した場合

規則
  • 引数1で指定した長さが引数2の実際の長さより長い場合,結果は保証しません。
  • 引数1で指定した長さが引数2の実際の長さより短い場合,引数1の長さで出力されます。

使用例
「DISPLAY TESTING」という文字列をメッセージボックスに表示する場合の例を次に示します。
 
       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. SAMPLE1.
                 :
       DATA DIVISION.
       WORKING-STORAGE SECTION.
       01 M-BOX-LEN PIC 9(9) USAGE COMP VALUE 15.
       01 M-BOX-DATA PIC X(15) VALUE 'DISPLAY TESTING'.
                 :
       PROCEDURE DIVISION.
           CALL 'CBLMESSAGE' USING M-BOX-LEN
                                   M-BOX-DATA.
           IF RETURN-CODE NOT = 0 THEN
               CBLMESSAGEエラー処理
           END-IF.
                 :