COBOL2002 ユーザーズガイド

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27.7.1 サービスルーチンの一覧

CGIプログラムの作成を支援するためにCOBOL2002が用意しているサービスルーチンの種類を,次に示します。

表27-4 サービスルーチンの種類

項番 サービスルーチン 機能
1 CBLHTMLBEGIN HTMLの先頭部分を出力する。
2 CBLHTMLEND HTMLの終端部分を出力する。
3 CBLDISPLAYTEXT テキスト文字列を出力する。
4 CBLCONVERTTEXT テキスト文字列を実体参照形式に変換し,出力する。
5 CBLPRINTENV CGI環境変数の値をHTML形式で出力する。
6 CBLGETENV 環境変数の値を取得する。
7 CBLCGIINIT 受け取ったフォーム情報からCGIリストを作成する。
8 CBLCREATELIST CGIリストを新たに作成する。
9 CBLDESTROYLIST CGIリストを削除し,領域を解放する。
10 CBLADDPAIR CGIリストの最後に「名前」と「値」の対を追加する。
11 CBLDELETEPAIR CGIリストの現在のポイント位置の「名前」と「値」の対を削除する。
12 CBLFINDPAIR CGIリストの先頭ポイント位置から「名前」で検索し,「値」を取得する。
13 CBLFINDNEXTPAIR CGIリストの,次のポイント位置から「名前」をキーにして検索し,「値」を取得する。
14 CBLGETPAIR CGIリストの現在のポイント位置から「名前」と「値」の対を取得する。
15 CBLGETPAIRNEXT CGIリストの現在のポイント位置から「名前」と「値」の対を取得し,ポイント位置を進める。
16 CBLLISTCOUNT CGIリストから「名前」と「値」の対の数を取得する。
17 CBLENDREPEAT CGIリストにHTML拡張言語で使用する終端インジケータを追加する。
18 CBLFILLTEMPLATE HTMLテンプレートをインタプリットし,動的なWebページを出力する。
19 CBLPRINTLIST CGIリストの内容をHTML形式で出力する。
20 CBLSENDERROR エラーメッセージをHTML形式で出力する。
21 CBLCGITRACE CGIプログラムの作成を支援するサービスルーチンのトレース情報をファイルに出力する。

なお,各サービスルーチンの戻り値は,ほかのサービスルーチンと同様にRETURN-CODE特殊レジスタで参照できます。詳細は,「32.2 戻り値の使い方」を参照してください。