COBOL2002 ユーザーズガイド

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26.2.4 OLEアプリケーションの終了OLEオブジェクトの解放

OLE2オートメーションインタフェース機能では,OLE2サーバで使用できる終了メソッドを使って,アプリケーションを終了します。不要となったOLEオブジェクトはSET文で解放します。

Excelで,終了メソッドであるQuitメソッドを使う例を次に示します。

OLEオブジェクトの終了とOLEオブジェクトの解放例
       WORKING-STORAGE SECTION.
       01 AP-OBJ USAGE OBJECT REFERENCE OLE.
       PROCEDURE DIVISION.
           INVOKE 'Excel.Application' 'CREATEOBJ'
               RETURNING AP-OBJ.
           :
           INVOKE AP-OBJ 'Quit'. …1.
           SET AP-OBJ TO NULL.   …2.

例の説明
  1. アプリケーションプログラムを終了します。
  2. OLEオブジェクトを解放します。

注意事項
OLEオブジェクト解放時の注意事項を次に示します。
  • いったん解放したOLEオブジェクトを再度参照してはいけません。解放したOLEオブジェクトのOLEメソッドやOLEプロパティを参照すると,実行時にエラーとなります。
  • 終了メソッドは,OLE2サーバによって異なります。また,終了メソッドによっては,OLEオブジェクトの解放も行うものがあり,この場合はSET文によるOLEオブジェクトの解放は不要です。
    詳細は,各OLE2サーバのマニュアルを参照してください。