COBOL2002 ユーザーズガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

22.2.3 例外の致命度

例外には致命的例外非致命的例外の2種類があります。

例外の致命度と例外名/例外オブジェクトとの対応を,次に示します。

図22-3 例外の致命度と例外名/例外オブジェクトとの対応

[図データ]

例外が発生した場合の動作,および共通例外処理での例外処理は,例外の致命度によってそれぞれ次のように異なります。

致命的例外の場合
実行単位が異常終了します。

非致命的例外の場合
実行が継続されます。

ただし,例外宣言手続きを実行して,宣言手続きから復帰した場合は,致命度に関係なく実行が継続されます。宣言手続きからの復帰については,「22.4.2 宣言手続きからの復帰」を参照してください。

例外の種類と致命度の対応については,「22.2.1 例外名」の「(2) 例外名の一覧」を参照してください。

なお,利用者定義例外名は,すべて非致命的な例外となります。