COBOL2002 ユーザーズガイド

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19.1.1 定数指定のCALL文

定数指定のCALL文は,CALL文に呼び出すプログラム名を定数で指定する方法です。

定数指定のCALL文の場合,呼び出すプログラムがリンク時に静的に解決されるため,実行性能は良くなります。

なお,-DynamicLink,Callオプションを指定した場合は,呼び出すプログラムの解決は,各CALL文の最初の実行時に行われます。このため,-DynamicLink,Callを指定した場合,各CALL文の最初の実行の性能は,-DynamicLink,Callを指定しない場合と比べて劣化します。

ただし,各CALL文の2回目以降の実行では,最初の呼び出しで解決したプログラム情報を使用するので,最初の呼び出しと比べると処理時間は短縮されます。

(例)

[図データ]