COBOL2002 ユーザーズガイド
(1) ファイル別に指定する方法
- 形式
CBLD_ファイル名={ FSYNC | NOFSYNC }
- 機能
- 環境変数CBLD_ファイル名にFSYNCを指定すると,COBOLプログラムの環境部のファイル管理記述項で指定したファイル名のファイルに対してクローズ時のディスクへの書き込み保証が適用されます。
- NOFSYNCを指定した場合は,ディスクへの書き込み保証が適用されません。
(2) プロセス内のすべてのファイルを指定する方法
- 形式
CBLFSYNC=YES
- 機能
- 環境変数CBLFSYNCにYESを指定すると,プロセス内のすべてのファイルに対してクローズ時のディスクへの書き込み保証が適用されます。この環境変数の指定をしなかった場合,およびYES以外の値を指定した場合は,クローズ時のディスクへの書き込み保証は適用されません。
- また,環境変数CBLD_ファイル名にNOFSYNCが指定されたファイルに対しては,環境変数CBLFSYNCの指定は有効とならないため,クローズ時のディスクへの書き込み保証は適用されません。
次の場合,ファイルのディスクへの書き込み保証は適用されません。
- CLOSE文の動作が完了する前にシステムダウンが発生した場合
- ファイルクローズ時のディスク書き込み保証が行なわれる前にシステムダウンが発生して,ディスクへ書き込まれなかった場合
All Rights Reserved. Copyright (C) 2013, 2016, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2002, 2011, Microsoft Corporation.