COBOL2002 ユーザーズガイド
ACCEPT文およびDISPLAY文で入出力の対象とするファイルは,環境変数によって割り当てます。
ACCEPT文のFROM指定と,環境変数の値によって,データの入力元となるファイルが決まります。FROM指定,環境変数の値と,データの入力元との関係を,次に示します。
FROM句 の指定 |
環境変数の指定 | データの入力元 | |
---|---|---|---|
GUIモードの場合 | CUIモードの場合 | ||
SYSIN または SYSIPT |
CBL_SYSIN=stdin | ファイル名「stdin」 | 標準入力 |
CBL_SYSIN=stdout | ファイル名「stdout」 | (エラーとなる) | |
CBL_SYSIN=stderr | ファイル名「stderr」 | (エラーとなる) | |
CBL_SYSIN=syslog | ファイル名「syslog」 | ||
CBL_SYSINが上記以外の場合 | 環境変数CBL_SYSINで指定した名称のファイル | ||
CBL_SYSINの指定がない場合 | COBOL2002が出力するダイアログボックス | 標準入力 | |
CONSOLE | COBOL2002が出力するダイアログボックス | 標準入力 | |
SYSSTD | CBL_SYSSTD=stdin | ファイル名「stdin」 | 標準入力 |
CBL_SYSSTD=stdout | ファイル名「stdout」 | (エラーとなる) | |
CBL_SYSSTD=stderr | ファイル名「stderr」 | (エラーとなる) | |
CBL_SYSSTD=syslog | ファイル名「syslog」 | ||
CBL_SYSSTDが上記以外の場合 | 環境変数CBL_SYSSTDで指定した名称のファイル | ||
CBL_SYSSTDの指定がない場合 | COBOL2002が出力するダイアログボックス | 標準入力 |
DISPLAY文のUPON指定と,環境変数の値によって,データの出力先となるファイルが決まります。UPON指定,環境変数の値と,データの出力先との関係を,次に示します。
UPON句 の指定 |
環境変数の指定 | データの出力先 | |
---|---|---|---|
GUIモードの場合 | CUIモードの場合 | ||
SYSPUNCH または SYSPCH |
CBL_SYSPUNCH=stdin〔+〕 | ファイル名「stdin」 | (エラーとなる) |
CBL_SYSPUNCH=stdout〔+〕 | ファイル名「stdout」 | 標準出力※1 | |
CBL_SYSPUNCH=stderr〔+〕 | ファイル名「stderr」 | 標準エラー出力※1 | |
CBL_SYSPUNCH=syslog〔+〕 | ファイル名「syslog」※2 | ||
CBL_SYSPUNCH=上記以外のファイル名〔+〕 | 環境変数CBL_SYSPUNCHで指定した名称のファイル | ||
CBL_SYSPUNCH指定なし | COBOL2002が出力するウィンドウ | 標準出力 | |
SYSOUT または SYSLST |
CBL_SYSOUT=stdin〔+〕 | ファイル名「stdin」 | (エラーとなる) |
CBL_SYSOUT=stdout〔+〕 | ファイル名「stdout」 | 標準出力※1 | |
CBL_SYSOUT=stderr〔+〕 | ファイル名「stderr」 | 標準エラー出力※1 | |
CBL_SYSOUT=syslog〔+〕 | ファイル名「syslog」※2 | ||
CBL_SYSOUT=上記以外のファイル名〔+〕 | 環境変数CBL_SYSOUTで指定した名称のファイル | ||
CBL_SYSOUT指定なし | COBOL2002が出力するウィンドウ | 標準出力 | |
CONSOLE | COBOL2002が出力するウィンドウ | 標準出力 |
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