COBOL2002 ユーザーズガイド
8.6.6 XMAP3による印刷モードの注意事項
- 重ね打ちの制限
行データの重ね打ちはできません。
- 制御文字の取り扱い
制御文字は,次のように取り扱われます。
制御文字 |
プリンタ上での扱い |
X'0A'(改行) |
改行 |
X'0C'(改ページ) |
改ページ |
X'0D'(復帰) |
印字されない |
X'00'〜X'1F',X'7F'
(ただしX'0A',X'0C',X'0D'は除く) |
印字されない |
- 可変長レコード形式を使用する場合の注意事項
プリンタ出力のためのWRITE文で書き出すレコードは,可変長レコード形式として定義していても,ファイルの先頭のヘッダレコード(128バイト)と各レコード先頭のレコード長領域(4バイト)が付加されません。
- リンクの指定
XMAP3による印刷モードを使用するCOBOLプログラムは,XMAP3の書式オーバレイ用のライブラリ(x3klib32.lib)をリンクする必要があります。ただし,ccbl2002コマンドでコンパイルと同時にリンクまで実行する場合,XMAP3ライブラリの指定は不要です。
- 書式オーバレイなしの行データだけの印刷はできません。行データだけを印刷するときでも,けい線や固定文字列などを何も指定していない空の書式を指定する必要があります。
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