COBOL2002 ユーザーズガイド
環境部の入出力節でファイル編成を指定したあと,定数指定,環境変数指定,データ名指定のどれかの方法で,物理ファイル名に'SYSPRT〔:ネットワークプリンタ名〕'を指定します。SYSPRTは小文字でもかまいません。パス付きで指定する場合でも,最右側の\の次が'SYSPRT〔:ネットワークプリンタ名〕'であればかまいません。ネットワークプリンタ名の意味については,「(2) ネットワークプリンタへの出力」を参照してください。
定数指定,環境変数指定,データ名指定の記述例をそれぞれ次に示します。
ENVIRONMENT DIVISION. INPUT-OUTPUT SECTION. FILE-CONTROL. SELECT FILE-1 ASSIGN TO 'SYSPRT'. :
ENVIRONMENT DIVISION. INPUT-OUTPUT SECTION. FILE-CONTROL. SELECT FILE-1 ASSIGN TO PRT. :
CBL_PRT=SYSPRT
ENVIRONMENT DIVISION. INPUT-OUTPUT SECTION. FILE-CONTROL. SELECT FILE-2 ASSIGN TO FILE-NAME. : WORKING-STORAGE SECTION. 01 FILE-NAME PIC X(40). PROCEDURE DIVISION. MOVE 'SYSPRT' TO FILE-NAME. :
ESC/Pモード印刷では,物理ファイル名に次の指定をすることで,ネットワークプリンタに出力できます。あらかじめ複数のネットワークプリンタを設定しておけば,一つのプログラム中で使用する複数のファイルを,別々のプリンタで印刷できます。
SYSPRT:ネットワークプリンタ名
SYSPRT:\\SERVER1\PRINTER1
なお,この指定方法は,定数指定,環境変数指定,データ名指定のどれでも使用できます。
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