COBOL2002 ユーザーズガイド
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルで使用できる機能と,制限事項を次に示します。
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルでは,次の機能が使用できます。
OPEN文,CLOSE文,READ文,WRITE文,REWRITE文,DELETE文,START文,UNLOCK文が使用できます。
ファイル排他,レコード施錠が使用できます。レコード施錠としては,自動単一レコード施錠,手動複数レコード施錠のどちらも使用できます。
1〜8個の項目が指定できます。項目の合計は255バイト以下でなければなりません。
PREVIOUS指定のREAD文が指定されたとき,Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルの逆順読みができます。
RECORD KEY句,またはALTERNATE RECORD KEY句のデータ名の項類が英数字項目以外のとき,次の規則に従って主レコードキーおよび副レコードキーの一致,不一致を判定します。
主レコードキーまたは 副レコードキーの項類 |
キーの判定属性 | |
---|---|---|
-IsamExtend指定 (Zoneサブオプションなし) |
-IsamExtend,Zone指定 (Zoneサブオプションあり) |
|
固定長集団項目 | 文字 | 文字 |
外部10進項目 | 文字 | 外部10進項目※ |
内部10進項目 | 文字 | 文字 |
外部浮動小数点数字項目 | 文字 | 文字 |
数字編集項目 | 文字 | 文字 |
英字編集項目 | 文字 | 文字 |
英字項目 | 文字 | 文字 |
日本語項目 | 文字 | 文字 |
2進項目(2バイト) | 2バイト固定小数点 | 2バイト固定小数点 |
2進項目(4バイト) | 4バイト固定小数点 | 4バイト固定小数点 |
内部浮動小数点数字項目(4バイト) | 単精度浮動小数点 | 単精度浮動小数点 |
内部浮動小数点数字項目(8バイト) | 倍精度浮動小数点 | 倍精度浮動小数点 |
図6-6 COBOL外部10進項目からBtrieveファイルのNumeric属性への変換テーブル
図6-7 BtrieveファイルのNumeric属性からCOBOL外部10進項目への変換テーブル
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルの物理的制限事項を,次に示します。なお,詳細については,Pervasive.SQL,Btrieveのマニュアルを参照してください。
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルの機能的制限事項を,次に示します。
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルでは,ワークステーションのデータにアクセスできません。このため,DATA FORMAT句を使用したプログラムに-IsamExtendオプションまたは-IsamExtend,Zoneオプションを指定してコンパイルすると,エラーになります。
ファイル共用は使用できますが,Btrieve(Pervasive.SQL)のオーナ ネームは使用できません。したがって,ファイルにアクセスする場合は,オーナと同等の権限が必要となります。
OUTPUTモード指定の場合,ファイルの追加書きはしません。常にファイルを再作成します。
副レコードキーの重複を許すようにした場合,キーが重複していても検出できません。
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルとISAMによる索引編成ファイルとの相違点を,次に示します。
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