COBOL2002 言語 拡張仕様編

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付録B.4 転記の組み合わせ

<この項の構成>
(1) 受け取り側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合
(2) 送り出し側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合

(1) 受け取り側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合

受け取り側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合の転記の組み合わせを次の表に示す。

表B-4 転記の組み合わせ(受け取り側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合)

送り出し側作用対象 受け取り側作用対象
VOS3 COBOL85
LANGOPT=(D)指定時
COBOL2002
-JPN,V3JPNSpaceオプション指定時
日本語 日本語編集 日本語集団項目
日本語
日本語編集
英数字集団項目
英字 × ×
英数字 × ×
英数字編集 × ×
数字編集 × ×
QUOTE × ×
SPACE
HIGH-VALUE ×
LOW-VALUE ×
ALL定数 × ×
ZERO ×
文字定数 × ×
数字定数 × ×
外部10進 × ×
内部10進 × ×
2進 × ×
外部ブール × ×
内部ブール × ×
ブール定数 × ×
外部浮動 × ×
内部浮動 × ×
日本語
日本語編集
日本語文字定数
ALL日本語文字定数

(凡例)
○:組み合わせて使用できる。
×:組み合わせて使用できない。

注※
VOS3 COBOL85ではコンパイルエラーとなるが,COBOL2002では組み合わせ使用できる。
なお,COBOL2002での各表意定数の扱いは,次のとおりとなる。
表意定数HIGH-VALUE:2バイトのX'FFFF'
表意定数LOW-VALUE:2バイトのX'0000'
表意定数ZERO:全角文字のゼロ(X'824F')

(2) 送り出し側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合

送り出し側作用対象が日本語集団項目,日本語項目または日本語編集項目の場合の転記の組み合わせを次の表に示す。

表B-5 転記の組み合わせ(送り出し側作用対象が日本語集団項目,日本語項目,日本語編集項目または日本語定数の場合)

受け取り側作用対象 送り出し側作用対象
VOS3 COBOL85
LANGOPT=(D)指定時
COBOL2002
-JPN,V3JPNSpaceオプション指定時
日本語 日本語編集 日本語定数 日本語集団項目
日本語
日本語編集 日本語定数
英数字集団項目
英字 × ×
英数字 × ×
英数字編集 × ×
数字編集 × ×
外部10進 × ×
内部10進 × ×
2進 × ×
外部ブール × ×
内部ブール × ×
外部浮動 × ×
内部浮動 × ×
日本語
日本語編集

(凡例)
○:組み合わせて使用できる。
×:組み合わせて使用できない。