COBOL2002 言語 拡張仕様編

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26.1.1 かたかな

<この項の構成>
(1) 文字集合中のかたかな
(2) かたかなを使用した利用者定義語

(1) 文字集合中のかたかな

このシステムは,COBOL規格のCOBOL文字集合に加えて,次に示す半角かたかなを語に使用できる。

ア,イ,ウ,エ,オ,…,ヤ,ユ,ヨ,…,ワ,ン,゛(濁点),゜(半濁点),ー(長音記号)

長音記号(ー)は,かたかなで長音を表すときに用いる。

濁点半濁点はそれぞれ1字として文字列のサイズに数える。濁点や半濁点は,かたかなと組み合わせて用いるのが普通であるが,このシステムでは独立の文字として扱う。

かたかなを用いた,正しい語と誤っている語の例を次に示す。

(例1)正しい語の例
キイ
ケ゛ツホ゜ウ
゛ー゜

(例2)誤っている語の例
マスター△ファイル(間に空白があってはならない)

(2) かたかなを使用した利用者定義語

利用者は,次に示す利用者定義語にかたかなを使用できる。

これらの名前には,少なくとも1個の英字またはかたかなが含まれていなければならない。ただし,かたかなが含まれていれば英字は含まれていなくてよい。

次に示す利用者定義語にはかたかなが含まれてはならない。