COBOL2002 言語 拡張仕様編

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9.1 概説(データベースアクセス機能

データベースアクセス機能は,リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)やそれ以外のデータベース管理システム(DBMS)上のデータにデータアクセス用の標準言語である構造化照会言語(SQL)を使ってアクセスする機能である。

SQLをCOBOLプログラムに記述したプログラムをSQL埋め込みCOBOLプログラムといい,プログラム中にSQLの文を埋め込むために埋め込みSQL文を用いる。

ただし,接続するデータベースによって,使用できる機能に制限を持つことがある。

アクセスするデータベースがCOBOL言語用プリコンパイラを用意している場合は,ODBCインタフェース機能と比べ,使用できる構文が多いため,プリコンパイラの使用を推奨する。

HP-UX(IPF) COBOL2002,HP-UX(IPF64) COBOL2002,AIX(32) COBOL2002,AIX(64) COBOL2002,Linux(IPF64) COBOL2002,またはSolaris(SPARC) COBOL2002でデータベースにアクセスする場合は,アクセスするデータベースが用意しているCOBOL言語用プリコンパイラを使用のこと。