COBOL2002 言語 拡張仕様編

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1.1 日本語機能とは

日本語機能は,利用者が日本語を用いてプログラミングしたり,日本語データを処理したりするためにサポートした機能である。すなわち,この機能を用いると,データ名やファイル名,手続き名などを日本語で記述し,日本語データを定義,操作できる。

日本語で記述したプログラム例を次に示す。

 

       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. SAMPLE00.
       ENVIRONMENT DIVISION.
       INPUT-OUTPUT SECTION.
       FILE-CONTROL.
       SELECT 得意先マスタ ASSIGN TO SYS010
              ORGANIZATION IS SEQUENTIAL.
       DATA DIVISION.
       FILE SECTION.
       FD 得意先マスタ RECORDING MODE IS F.
       01 得意先レコード.
         02 得意先コード PIC X(5).
         02 得意先名     PIC N(20).
          :
       WORKING-STORAGE SECTION.
       77 得意先数   PIC 9(4) COMP VALUE 0.
       01 得意先一覧.
         02 得意先名 PIC N(20) OCCURS 100.
          :
       PROCEDURE DIVISION.
       開始処理.
           OPEN INPUT 得意先マスタ.
       入力処理.
           READ 得意先マスタ
                AT END GO TO 終了処理.
           PERFORM 得意先レコード処理.
           GO TO 入力処理.
       得意先レコード処理.
           ADD 1 TO 得意先数.
           MOVE 得意先名 OF 得意先レコード
                TO 得意先名 OF 得意先一覧(得意先数).
          :
       終了処理.
           CLOSE 得意先マスタ.
           STOP RUN.

 

この章では,日本語を取り扱う上で追加される言語仕様を述べる。