COBOL2002 言語 拡張仕様編

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21.8.15 PICTURE句(数字項目のけた拡張機能)

構文規則
すべての書き方の規則
  1. 文字列1の長さの最大はシステムによって異なる。
    HP-UX(IPF64) COBOL2002およびLinux(x64) COBOL2002の場合
    文字列1の長さは,最大30文字とする。数字けた位置の個数に19〜38を指定する場合は,文字列1を連続して記号を繰り返しで書くと30文字を超えることがあるため,括弧の組で囲んだ符号なし正整数を使用して書くとよい。
    64bit版PC(x64) COBOL2002の場合
    文字列1の長さは,最大60文字とする。
  2. 項類が数字のデータ項目に対しては,文字列1で記述される数字けた位置の個数が1〜38までの範囲内になくてはならない。ただし,1〜38の範囲で指定できるのは,項類が数字のデータ項目で外部10進形式,または内部10進形式のどちらかだけとする。
  3. HP-UX(IPF64) COBOL2002およびLinux(x64) COBOL2002の場合,項類が数字編集のデータ項目に対しては,文字列1で記述される数字けた位置の個数が1〜18の範囲内になくてはならない。
  4. 64bit版PC(x64) COBOL2002の場合,項類が数字編集のデータ項目に対しては,文字列1で記述される数字けた位置の個数が1〜38までの範囲内になくてはならない。
  5. 項類が数字編集のデータ項目のサイズは,249けた以下でなければならない。
  6. 項類が数字で外部10進形式,または内部10進形式のデータ項目に記号「P」を書く場合,数字けた位置の個数は1〜18でなければならない。

【標準仕様との関連】
COBOL2002 言語 標準仕様編 9.16.54 PICTURE句