COBOL2002 言語 拡張仕様編

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21. 数字項目のけた拡張機能

数字項目のけた拡張機能とは,数字項目,数字編集項目および数字定数で扱える数字のけた数の上限を18けたから38けたに拡張し,算術演算,転記,および比較条件で使用できるようにする機能である。数字項目のけた拡張機能を使用する場合,コンパイル時に-MaxDigits38オプションおよび-IntResult,DecFloat40オプションを指定する。

この章では,数字項目のけた拡張機能を使用するための言語の形式と規則について説明する。

この機能は,HP-UX(IPF64) COBOL2002,Linux(x64) COBOL2002および64bit版PC(x64) COBOL2002で使用できる。なお,けた拡張機能のうち,数字けた位置の個数が19〜38の数字編集項目を定義できるのは,64bit版PC(x64) COBOL2002だけである。

<この章の構成>
21.1 ソース単位
21.2 TURN指令(数字項目のけた拡張機能)
21.3 定数(数字項目のけた拡張機能)
21.4 データ項目(数字項目のけた拡張機能)
21.5 一意参照(数字項目のけた拡張機能)
21.6 一意名のいろいろ(数字項目のけた拡張機能)
21.7 環境部(数字項目のけた拡張機能)
21.8 データ部(数字項目のけた拡張機能)
21.9 手続き部(数字項目のけた拡張機能)
21.10 組み込み関数(数字項目のけた拡張機能)
21.11 拡張仕様(数字項目のけた拡張機能)