COBOL2002 言語 拡張仕様編
- 形式
- 機能
- ERASE(消去)文は画面またはフィールドを消去する。
- 一般規則
- 一意名1は画面節で指定した01〜49レベルのデータ項目の名前でなければならない。77レベル記述項およびPICTURE句のない基本項目の名前であってはならない。ただし,ERASE ATTRIBUTEの場合は,77レベルおよびPICTURE句のない基本項目を指定してもよい。
- ALL WINDOW指定は画面全体を消去する。
- ALL UNPROTECTED FIELD指定は,画面すべての非保護フィールド(入力または入出力フィールド)を空白文字で消去する。
- UNPROTECTED FIELD指定には次の規則を適用する。
・一意名1が集団項目のとき,その集団に属するすべての非保護フィールドを空白文字で消去する。
・一意名1が基本項目のとき,その非保護フィールドを空白文字で消去する。
- FIELD指定には次の規則を適用する。
・一意名1が集団項目のとき,その集団に属するすべてのフィールドを空白文字で消去する。
・一意名1が基本項目のとき,そのフィールドを空白文字で消去する。
- ALL WINDOW以外の指定は,フィールドのデータだけを消去する。フィールド属性は元の値のままである。
- ATTRIBUTE指定には次の規則を適用する。
・一意名1が集団項目のとき,その集団に属するすべてのフィールドのデータとフィールド属性を消去する。
・一意名1が基本項目のとき,そのフィールドのデータとフィールド属性を消去する。
・一意名1が77レベル記述項またはPICTURE句のない基本項目のとき,けい線,色,拡大のフィールド属性を消去する。
(例)ERASE文の指定
02 A.
03 B INPUT 〜
03 C OUTPUT 〜
03 D I-O 〜
:
ERASE UNPROTECTED A. …(1)
ERASE FIELD A. …(2)
- (1)はBとDを消去する。(2)はB,CおよびDを消去する。
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