COBOL2002 言語 拡張仕様編
- 形式
- 書き方1
- 書き方2
- 書き方3
- 機能
- RULE LINE(けい線)句は,画面に引くけい線を指定する。
- 一般規則
- 書き方1のRULE LINE句は基本項目に指定できる。77レベル記述項およびPICTURE句のない基本項目には指定できない。
- 書き方2のRULE LINE句は,基本項目,77レベル記述項およびPICTURE句のない基本項目に指定できる。
- 書き方3のRULE LINE句は,01レベルを除く集団項目に指定できる。
(注意)
上けい線および下けい線が2行以上にわたる場合,最初の1行だけにけい線が引かれる。
- 書き方1
- SQUARE(枠けい線)指定は,画面のフィールドをけい線で囲むことを指定する。
(例)SQUARE句の指定
03 LINE 10
COLUMN 15
RULE SQUARE.
- 書き方2
- OVER(上けい線)指定,UNDER(下けい線)指定およびVERTICAL(縦けい線)指定は組み合わせて指定できる。ただし,同じ句を2回以上書いてはならない。
- 各指定は画面に引くけい線の種類を指定する。画面に引くけい線の種類を次に示す。
図13-2 画面に引くけい線の種類
- 画面に引くけい線の行番号とカラム番号は,LINE NUMBER句とCOLUMN NUMBER句で指定する。
(例)画面の見出しに,上けい線と下けい線を引く
77 A LINE 2 COLUMN 28 THRU 42
RULE LINE OVER, UNDER.
01 B LINE 2.
02 COLUMN 30 PIC N(5)
VALUE NC'売上報告書'.
:
DISPLAY A B UPON WINDOW.
- 書き方3
- 書き方3のRULE LINE句を含む記述項には,書き方1のREPEAT LINE句を含まなければならない。なお,この記述項に従属する記述項には,PICTURE句のない基本項目およびRULE LINE句を書いてはならない。
- TABLE(表けい線)指定は,REPEAT LINE句で指定した行番号に,各基本項目を表形式のけい線で囲んで表示することを指定する。
- 表形式のけい線は次の規則を満足するときに表示する。
・DISPLAY文またはREPLY文の一意名が,この句を書いた項目を含む上位の集団項目の名前である。
(例)TABLE(表けい線)の指定
01 A.
02 B REPEAT LINE 11 THRU 19 RULE LINE TABLE.
03 C COLUMN 10 PIC 〜
03 D COLUMN 20 PIC 〜
03 E COLUMN 30 PIC 〜
:
DISPLAY A UPON WINDOW.
- (DISPLAY文にはTABLE指定を書いた項目(B)を含む,上位の集団項目の名前(A)を指定する)
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