COBOL2002 言語 拡張仕様編
- 形式
- 機能
- FIELD TYPE(フィールドの区分)句は,画面のフィールドの区分(入力,出力または入出力)を指定する。
- 一般形式
- FIELD TYPE句は,PICTURE句のない基本項目でなければ01〜49のどんなレベルに書いてもよい。集団項目に書くと,その集団に従属する基本項目にそのFIELD TYPE句を適用する。
PICTURE句のない基本項目は,上位レベルのFIELD TYPE句に関係なく,区分はOUTPUTとみなされる。
- 上位と下位のレベルに同時にFIELD TYPE句を書いてもよい。同時に書くと,下位のレベルの句が有効になる。
(例)FIELD TYPE句の指定
01 A OUTPUT.
02 B 〜 :出力フィールド
02 C INPUT 〜 :入力フィールド
02 D 〜 :出力フィールド
- 基本項目およびそれを含む集団項目にFIELD TYPE句の指定がないと,その基本項目の区分はOUTPUTとなる。
- INPUTは,そのフィールドが入力フィールドであることを示す。
- OUTPUTは,そのフィールドが出力フィールドであることを示す。
- I-Oは,そのフィールドが入出力フィールドであることを示す。
- 画面入出力文の各フィールドに対する処理内容を「表13-6 フィールドに対する処理内容」に示す。
表13-6 フィールドに対する処理内容
文 |
区分 |
入力フィールド |
出力フィールド |
入出力フィールド |
ACCEPT |
データの入力 |
終了キーの入力 |
データの入力 |
DISPLAY |
何もしない |
データの表示 |
データの表示 |
REPLY |
データの入力 |
データの表示および
終了キーの入力 |
データの表示および
データの入力 |
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