COBOL2002 言語 拡張仕様編
- 形式
- 機能
- フィールドを完全に空白のままにしておくか,またはそのフィールドをデータで満たすかのどちらかでなければならないことを指定する。
- 構文規則
- FULLとLENGTH-CHECKは同義語である。
- 画面記述項にFULL句が指定された場合,JUSTIFIED句は指定してはならない。
- FULL句は,入力フィールドまたは更新フィールドに対してだけ有効である。
- この句が集団のレベルに指定された場合,その指定は従属するすべての入力フィールドまたは更新フィールドに適用される。
- 一般規則
- FULL句は,画面項目を入力させるあらゆるACCEPT文の実行中に有効である。ただし,入力受け付け中の画面項目に,カーソルが位置づけられていること。
この句が満足されるまで,終了キーのタイプは拒否される。
- 画面項目が英数字の場合,この句を満たすためには,完全に空白であるかまたは最初と最後の文字が共に空白以外の文字であるかのどちらかでなければならない。
- 画面項目が数字または数字編集の場合,この句を満たすためには,値が0であるかまたはゼロ抑制が実施されるけた位置がないかのどちらかでなければならない。
- 更新フィールドにFULL句が指定された場合,PICTURE句のFROMまたはUSING指定で参照される一意名の内容またはオペレータの入力データのどちらかがこの句を満たすまで終了キーのタイプは拒否される。
- 入力待ちの状態を終了させるためにファンクションキーが用いられた場合は,FULL句は必ずしも有効ではない。
- FULL句とREQUIRED句を同時に指定した場合,オペレータに常にフィールドを全部満たすことを要求するものとなる。
- FULL句は,基本出力フィールドについては無視される。
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