画面記述項（SCREEN SECTION）

形式: 書き方1; 書き方2; 書き方3

機能: 参照される画面項目の属性，動作，サイズ，位置を指定する。

構文規則

画面記述項はそれぞれ，01～49または77のレベル番号で始まらなければならない。
基本画面記述項はそれぞれ，以下の句のうちのどれかを含まなければならない。
PICTURE，VALUE，BELL，BLANK，COLUMN，LINE
一つの画面項目に対して2回以上同じ句が指定された場合，階層的に最下位のレベルで指定されたものが有効となる。
画面名1または予約語FILLERのどちらかを指定する場合，各画面記述項のレベル番号の直後に記述しなければならない。
画面名1は画面記述項で記述される画面項目に名前を割り当てるものであり，利用者定義語の規則に従っていなければならない。
画面名1または予約語FILLERを省略する場合，記述される画面項目はFILLERが指定されたものとして扱われる。
画面名1およびFILLERの後に書く各句の順序は任意である。
予約語FILLERは画面項目名として使われてもよい。ただし，どんな環境下でもFILLER項目を明示的に参照することはできない。
レベル01の項目には，それぞれ画面名を指定しなければならない。
画面項目はACCEPT文とDISPLAY文でだけ参照できる。
ACCEPT文，DISPLAY文以外に画面項目が指定された場合エラーとする。
SCREEN SECTIONはプログラム，利用者定義関数，ファクトリ定義およびインスタンス定義だけに指定できる。
FROM，TO，USING指定で用いるデータ項目は，画面項目と関係している。USING指定は，FROMとTO指定の組み合わせでそれぞれに同じ一意名を指定することと等価である。

一般規則

書き方1は集団を記述するものである。
書き方2は定数画面項目に用いるものである。
書き方3はデータ項目である画面項目に用いるものである。
・入力フィールドは，記述項にTO指定を持つ画面項目である
・出力フィールドは，記述項にFROM指定を持つ画面項目である
・更新フィールドは，記述項にUSING指定を持つ画面項目である
・FROM指定およびTO指定と，USING指定は同時に指定してはならない。
更新フィールドの規則は，記述項にFROMとTO指定の両方を持つ画面項目にも適用される。ここで，FROMとTO指定は同じ一意名を参照していてもよい。
書き方1でSECURE句が指定されている場合，その指定はその集団項目に従属する入力フィールドそれぞれに対して適用される。
書き方1でAUTO，FOREGROUND-COLOR，BACKGROUND-COLOR，FULL，REQUIRED句が指定されている場合，その指定はその集団項目に従属する入力フィールドと更新フィールドそれぞれに対して適用される。
画面記述項にLINEとCOLUMN句を記述する場合，画面上で重なり合ったり，端末に即して規定されているCOLSやLINESの外にはみ出してしまうような指定をしてはいけない。ただしこのシステムでは65,536以上をエラーとする。
書き方2のVALUE句と書き方3のPICTURE句を同時に指定してはならない。

12.2.2 画面記述項（SCREEN SECTION）

12.2.2　画面記述項（SCREEN SECTION）