COBOL2002 言語 拡張仕様編
- 形式
- 機能
- ACCEPT文の動作の終了の原因を表す値を格納するデータ名を指定する。
- 構文規則
- データ名2は,そのプログラム,利用者定義関数,ファクトリ定義およびインスタンス定義の作業場所節または局所場所節で宣言されていなければならない。また,データ名2は,3文字長の集団項目でなければならない。
- 一般規則
- CRT STATUS句が指定されている場合,データ名2は各ACCEPT文終了後,そのつど更新される。
- データ名2の先頭の文字はCRT状態キー1であり,PICTURE 9 USAGE DISPLAYと記述されたものでなければならない。
- CRT状態キー1は,ACCEPT文の動作の終了の原因を表す値であり,「表12-1 CRT状態キー1,CRT状態キー2の意味」に示す値を取り得る。
- データ名2の2番目の文字はCRT状態キー2であり,PICTURE Xと記述されたものでなければならない。
- CRT状態キー2は,ACCEPT文の動作の終了の原因について,より詳細な情報を与える値であり,CRT状態キー1との組み合わせで「表12-1 CRT状態キー1,CRT状態キー2の意味」に示す値を取り得る。
- データ名2の3番目の文字は,CRT状態キー3であり,PICTURE Xと記述されたものでなければならない。
- PC COBOL2002では,CBLADTRMサービスルーチンによって終了キーを登録した場合,CRT状態キー2,3に終了キーコードが設定される。CBLADTRMサービスルーチンの詳細については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」のCBLADTRMサービスルーチンの説明を参照のこと。
- CRT STATUS句は複数指定してはならない。
表12-1 CRT状態キー1,CRT状態キー2の意味
CRT状態キー1 |
CRT状態キー2 |
CRT状態キー3 |
CRT状態キー1の意味 |
CRT状態キー2および3の意味 |
0 |
0 |
未使用 |
正常終了した(Enterキーが押されたかあるいは最終フィールド外にオートスキップした)。 |
Enterキーが押された。 |
1 |
未使用 |
最終フィールド外にオートスキップした。 |
1 |
X'00'〜X'FF' |
未使用 |
ファンクションキーが押された。 |
ファンクションキー番号。 |
2 |
X'00'〜X'FF' |
未使用 |
実行キーが押されたかあるいはCBLADTRMサービスルーチンで定義した終了キーが押された。 |
CBLADTRMサービスルーチンで定義した終了キーが押された(1バイトコード)。 |
X'80' |
X'00'〜X'FF'(X'7E'は除く) |
CBLADTRMサービスルーチンで定義した終了キーが押された(2バイトコード)。 |
X'80' |
X'7E' |
実行キーが押された。 |
9 |
X'00' |
未使用 |
エラーが発生した。 |
エラー発生のため転記する項目がない。 |
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