COBOL2002 言語 拡張仕様編
COBOLの標準仕様では,数字定数には固定小数点数字定数しかない。このシステムでは,固定小数点数字定数に加えて,浮動小数点数字定数を扱うことができる。
浮動小数点数字定数を表す規則は次のとおりである。
浮動小数点数字定数の例を次に示す。
浮動小数点数字定数 | 値 |
---|---|
1.2E03 .12E4 |
それぞれ1.2×103と0.12×104を表す。表現は異なるが値は同じである。 |
-13.E-2 | -13.0×10-2を表す。 |
3.14E0 | 3.14×100を表す。 |
1.2△E△3 | 誤り。間に空白があるので,1.2と3は固定小数点数字定数,Eは語とみなされる。 |
12E03 | 誤り。仮数部に小数点がないので,語の12E03とみなされる。 |
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