COBOL2002 言語 拡張仕様編
(1) 両方の作用対象が日本語の場合
- 比較は日本語文字集合の照合順序に従って行う。
- 作用対象の長さとは,その作用対象が含む標準データ形式の日本語の文字位置の個数で表される。両方の作用対象の長さが等しい場合と等しくない場合について,比較の方法を次に示す。
- 両方の作用対象の長さが等しい場合
両方の作用対象の対応する日本語文字を最左端から最右端に向って一組ずつ順に比較する。それぞれの対応する日本語文字がすべて等しいとき,これらの二つの作用対象は等しいものとする。
等しくない日本語文字が初めて現れたとき,照合順序でより高い位置の日本語文字集合の文字を含む作用対象をより大きいものとする。
- 作用対象の長さが等しくない場合
短い方の作用対象の右側に,長い方の作用対象の長さに等しくなるまで日本語文字集合の空白があるものとみなして前項と同じように比較をする。
(2) 作用対象の一方だけが日本語の場合
- 作用対象の一方は英数字集団項目でなければならない。
- 比較は日本語作用対象を英数字文字位置に換算し,この文字位置の個数のサイズを英数字作用対象として英数字比較する。
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