COBOL2002 言語 拡張仕様編
- 形式
- 機能
- 日本語項目および日本語編集項目を定義する。
- 構文規則
- 日本語文字データを扱う基本項目に対してのPICTURE文字列は,「N」および「B」の組み合わせで構成する。
- 日本語文字データを扱う基本項目に対して次の句を書くことはできない。
(a)BLANK WHEN ZERO句
(b)SIGN句
(c)USAGE句(DISPLAY指定およびNATIONAL指定を除く)
- 一般規則
- 日本語項目
(a)PICTURE文字列は,「N」だけから成る。
(b)文字「N」は,日本語文字1文字(2バイト)を示す。項目の内容は,標準データ形式で表したとき,一つ以上の日本語文字でなければならない。
(c)項目のサイズは,16,383文字以下でなければならない。
(d)項目の内容は標準データ形式で表したとき,一つ以上の日本語文字でなければならない。
- 日本語編集項目
(a)PICTURE文字列は,「N」と「B」から成り,それぞれ少なくとも一つずつ含まなければならない。
(b)文字「N」は,日本語文字1文字(2バイト)を示し,「B」は,日本語空白1文字(2バイト)を示す。
それぞれ項目の内容は,標準データ形式で表したとき,一つ以上の日本語文字でなければならない。
(c)項目のサイズは,16,383文字以下でなければならない。
(d)編集は,MOVE文でこの項目へ転記するときに行われる。文字「B」の部分には日本語文字集合の空白が挿入される。
- 使用例
03 A1 PIC N(4).
03 B1 PIC NBNBNBN.
03 B2 PIC BNNNNB.
03 B3 PIC BNBNBNBNB.
- 【標準仕様との関連】
- COBOL2002 言語 標準仕様編 9.16.54 PICTURE句
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