Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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18.29 送信したメールが配信エラーになる

現象
送信したメールが配信エラーになる。

要因
次のいずれかに該当した場合に,メールが配信エラーになることがあります。
  • 不正な宛先が指定された。
  • メールの転送でループが検出された。
  • 受信者が閉塞している場合など,メールを受け取れる状態ではなかった。
  • 制限時間内にメールを配信することができなかった。
  • メールのサイズが大きすぎて配信できなかった。
  • 送信者がメールの代行受信禁止を指定したために代行受信ができなかった。
  • メールの代行受信でループが検出された。

対処
mlsmlistコマンドを実行して,配信エラーになったメールの情報を取得します。mlsmlistコマンドの詳細は「16.31 mlsmlist」を参照してください。mlsmlistコマンドで取得した配信エラー詳細要因コード等のメールの情報から配信エラーの要因を特定し,次のように対処を行ってください。
  1. 不正な宛先が指定された。
    正しい宛先を指定して,メールを再送します。
  2. メールの転送でループが検出された。
    全てのメールサーバを再起動して,メールを再送します。
  3. 受信者が閉塞している場合など,メールを受け取れる状態ではなかった。
    ユーザの移動等により一時的に受信できなくなっていた場合は,受信できる状態にした後に,宛先を指定し直してからメールを再送します。
  4. 制限時間内にメールを配信することができなかった。
    メールサーバが停止している場合は,メールサーバを起動して,メールを再送します。また,メールサーバを長時間停止する場合は,MTAのリトライ回数/間隔を変更して,メールが配信エラーにならないようにします。リトライ回数/間隔の設定方法は「6.5.6 リトライ回数/間隔の設定」を参照してください。
  5. メールのサイズが大きすぎて配信できなかった。
    サイズの大きいファイルを添付する場合は,圧縮ツール等によりファイルの圧縮や分割を行ってからメールを送信します。
  6. 送信者がメールの代行受信禁止を指定したために代行受信ができなかった。
    受信者が代行受信者指定を解除するか,送信者が代行受信禁止属性をはずしてからメールを再送します。
  7. メールの代行受信でループが検出された。
    受信者が代行受信者設定を変更してから,メールを再送します。