Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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14.2.2 障害情報収集ツール

Address Server及びMail Serverには,障害が発生した場合にその情報を収集するためのツールが用意されています。ツールには,GUI(Graphical User Interface)を利用するものとプロンプトからコマンドを入力するものとの二つがあります。ここでは,その二つのツールの使用方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 障害情報収集ツール(GUI用)
(2) 障害情報収集ツール(コマンド)

(1) 障害情報収集ツール(GUI用)

障害情報をGUI画面を使用して取得したい場合は,<インストール先ディレクトリ> \tool\gmlogget.exeを実行してください。このツールを起動すると次に示すGroupmax Mail/Address Server障害情報収集ツールダイアログボックスが表示されます。

[図データ]

「障害の種類」
基本的にはすべての情報をチェックしてください。出力ファイルのサイズを小さくしたい場合には,障害の種類に応じて選択してください。

「障害内容記述欄」
障害内容等,障害解析時に有用な情報を記述してください。

[詳細設定]ボタン
情報取得方法についてより細かく指定するときに選択してください。
詳細設定ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスの詳細については,「(a) 詳細設定ダイアログボックス」を参照してください。

[モニター]ボタン
他サーバでのgmlogagtの実行状況を表示することができます。
[図データ]

[情報収集]ボタン
障害情報の取得を開始します。
(a) 詳細設定ダイアログボックス

[図データ]

「GroupMail/Addressインストールディレクトリ」
ツールを実行しているサーバのインストール先ディレクトリがデフォルトで表示されます。他サーバの情報を取得する場合は,他サーバの<インストール先ディレクトリ>をネットワーク接続し,この項目で指定してください。

「障害情報保存ディレクトリ」
障害情報を「GroupMail/Addressインストールディレクトリ」で指定したディレクトリの下にある<インストール先ディレクトリ>\nxctmpディレクトリ以外の場所に保存したい場合に指定してください。

「出力ファイルを1.44MB以下にする」
チェックした場合,出力ファイルが1.44メガバイト以上の場合,gmlog2.gml以降のファイルに分割して,出力します。

「任意収集資料」
今回,収集する任意情報ファイルの一覧を表示します。

「任意収集資料のみ収集」
任意収集資料だけを収集します。

[選択]ボタン
任意収集情報を選択するときに指定します。

[削除]ボタン
任意収集情報を削除するときに指定します。

[OK]ボタン
詳細設定ダイアログボックスの内容を設定し,ダイアログボックスを閉じます。

[キャンセル]ボタン
詳細設定ダイアログボックスの内容を設定しないで,ダイアログボックスを閉じます。

(2) 障害情報収集ツール(コマンド)

ATコマンドまたはコマンドプロンプトから,障害情報を収集したい場合は,<インストール先ディレクトリ> \tool\gmlogagt.exeを実行してください。また,<インストール先ディレクトリ> \tool\gmloglst.txtで 指定したファイル一覧を圧縮できます。

コマンド形式は次のとおりになります。

構文
gmlogagt [x1x2x3x4 [ gmloggetのホスト名 gmloggetのポート番号] ]

引数とオプション
x1〜x4:0または1を指定します。
  • x1 = 1:登録系(ユーザ・組織・掲示板)のログを取得する
  • x2 = 1:ログイン系・認証系のログを取得する
  • x3 = 1:送信系(メール送信・記事掲示・回覧)のログを取得する
  • x4 = 1:サービス起動系(サービス起動・サイトの起動停止)のログを取得する
gmloggetのホスト名 
gmloggetで実行状況をモニタするとき,指定する
gmloggetのポート番号
gmloggetのモニター画面に表示された番号を指定する

備考
  • 引数をすべて省略する場合は,すべてのログが取得されます。
  • <インストール先ディレクトリ> \nxctmp以下に出力ファイルを保存します。
  • 第1引数に*.gmlを指定すると,そのファイルを解凍できます。

戻り値とオプション
16.18 gmlogagt」を参照してください。