Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編

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11.1.1 掲示板の登録

ここでは,トップ掲示板,下位掲示板,及び定型掲示板の登録と削除の方法について説明します。

<この項の構成>
(1) トップ掲示板の登録
(2) 下位掲示板の登録
(3) レプリカ掲示板の登録

(1) トップ掲示板の登録

トップ掲示板は,掲示板登録ダイアログボックスで登録します。掲示板登録ダイアログボックスは,掲示板管理ウィンドウの[登録]ボタンを選択すると開きます。

[図データ]

このダイアログボックスには,次の項目を設定します。

掲示板ID
英数字,半角5文字以内で指定します。掲示板IDを省略した場合,5けたの16進数の値が設定されます。入力条件については,「9.5.6 関連項目の入力条件」を参照してください。
掲示板IDに&を含む掲示板を,Windows NTサーバにマスタ掲示板またはレプリカ掲示板として設定した場合,その掲示板は削除できません。

掲示板種別
一般,または定型のどちらかを選択します。

マスタ掲示板MTA名
マスタ掲示板を置くメールサーバのMTA名を選択します。マスタ掲示板とは,掲示板に対してユーザが記事を登録したときに,最初に書き込まれるメールサーバの掲示板のことです。ほかのメールサーバで,この掲示板の記事を参照できるようにするためには,レプリカ掲示板としての設定が必要です。

掲示板容量
下位掲示板を含む容量を,1〜999の範囲で指定します。単位はメガバイト(MB)です。ただし,小数点は指定できません。

記事数上限
トップ掲示板の直下に掲示できる記事の最大数を,1〜1000の範囲で指定します。

警告開始掲示板容量
下位掲示板を含む掲示板容量に対して,警告を始める掲示板容量を指定します。1〜999の範囲で指定してください。単位はメガバイト(MB)です。ただし,小数点は指定できません。掲示板容量よりも大きい値を指定した場合には警告は出ません。なお,警告情報はAddress Server Consoleウィンドウに表示されます。

警告開始記事数
トップ掲示板の直下に,何件の記事が掲示されたら警告を出すかを指定します。1〜1000の範囲で指定してください。記事数上限よりも大きい値を指定した場合には警告は出ません。なお,警告情報はAddress Server Consoleウィンドウに表示されます。

記事有効期限
記事のデフォルトの有効期限を1〜9999の範囲で指定します。単位は「日」です。指定しない場合は,無期限になります。掲示板利用者は,記事を掲示する場合,記事単位に有効期限を指定することもできます。有効期限を過ぎた記事は,自動的に削除されます。記事有効期限を変更した場合は,変更以降に掲示した記事に有効となります。変更前からの掲示済み記事の有効期限は変更されません。

記事最大有効期限
掲示板利用者が変更できる記事有効期限の最大値を,1〜9999の範囲で指定します。単位は「日」です。指定しない場合は,記事有効期限と同じ値が設定されます。
クライアントが記事を掲示するときに指定できる有効期限は,記事掲示当日を含めて,(記事最大有効期限+1)日までの日付です。記事最大有効期限を変更した場合は,変更以降に掲示した記事に有効となります。変更前からの掲示済み記事の有効期限は変更されません。

掲示板名
半角は32文字以内,全角は16文字以内で指定します。ただし,入力文字にシングルクォーテーションを含めることはできません。すでに登録されているトップ掲示板と同じ掲示板名は指定できません。入力条件の詳細については,「9.5.6 関連項目の入力条件」を参照してください。

他システム掲示板への掲示
ほかのシステムの掲示板(VOS3 HOAPMAILの掲示板)に,記事を掲示するかどうかを選択します。

所有者種別
ユーザ,または組織を選択します。

所有者ニックネーム/組織略称
掲示板の所有者のニックネームを指定します。所有者が組織の場合には,組織略称を指定します。
半角は32文字以内,全角は16文字以内で,「掲示板名」と同じ条件で指定します。

キーワード
この項目には文字列を指定できますが,指定された文字列を利用する機能はありません。入力文字にシングルクォーテーションを含めることはできません。
半角は8文字以内,全角は4文字以内で,「掲示板名」と同じ条件で指定します。

[登録]ボタン
掲示板を登録します。レプリカ掲示板を設定する場合,レプリカ掲示板設定後に選択してください。

[レプリカ設定]ボタン
レプリカ掲示板を置くメールサーバを設定します。設定方法の詳細は,「(3)レプリカ掲示板の登録」を参照してください。

[取消]ボタン
掲示板を登録しないで,ダイアログボックスを閉じます。

(2) 下位掲示板の登録

下位掲示板は,上位となる掲示板を掲示板管理ウィンドウで指定して登録します。

[下位作成]ボタンを選択すると,掲示板作成ダイアログボックスが開きます。

[図データ]

このダイアログボックスには,次の項目を設定します。

掲示板ID
英数字,半角5文字以内で指定します。掲示板IDを省略した場合,5けたの16進数の値が設定されます。入力条件の詳細については,「9.5.6 関連項目の入力条件」を参照してください。
掲示板IDに&を含む掲示板を,Windows NTサーバにマスタ掲示板またはレプリカ掲示板として設定した場合,その掲示板は削除できません。

記事数上限
下位掲示板の直下に掲示できる記事の最大数を,1〜1000の範囲で指定します。

警告開始記事数
下位掲示板の直下に,何件の記事が掲示されたら警告を出すかを指定します。1〜1000の範囲で指定してください。記事数上限よりも大きい値を指定した場合には警告は出ません。なお,警告情報はAddress Server Consoleウィンドウに表示されます。

記事有効期限
記事のデフォルトの有効期限を1〜9999の範囲で指定します。単位は「日」です。指定しない場合は,無期限になります。掲示板利用者は,記事を掲示する場合,記事単位に有効期限を指定することもできます。有効期限を過ぎた記事は,自動的に削除されます。記事有効期限を変更した場合は,変更以降に掲示した記事に有効となります。変更前から掲示済み記事の有効期限は変更されません。

記事最大有効期限
掲示板利用者が変更できる記事有効期限の最大値を,1〜9999の範囲で指定します。単位は「日」です。指定しない場合は,記事有効期限と同じ値が設定されます。
クライアントが記事を掲示するときに指定できる有効期限は,記事掲示当日を含めて,(記事最大有効期限+1)日までの日付です。記事最大有効期限を変更した場合は,変更以降に掲示した記事に有効となります。変更前から掲示済み記事の有効期限は変更されません。

掲示板名
半角は32文字以内,全角は16文字以内で指定します。ただし,入力文字にシングルクォーテーションを含めることはできません。一つの掲示板の下に,同一の掲示板名を持つ掲示板を複数登録することはできません。ただし,上位掲示板が違えば,同一の掲示板名を持つ掲示板を複数登録できます。入力条件の詳細については,「9.5.6 関連項目の入力条件」を参照してください。

他システム掲示板への掲示
ほかのシステムの掲示板(VOS3 HOAPMAILの掲示板)に,記事を掲示するかどうかを選択します。

所有者種別
ユーザ,または組織を選択します。

所有者ニックネーム/組織略称
掲示板の所有者のニックネームを指定します。所有者が組織の場合には,組織略称を指定します。
半角は32文字以内,全角は16文字以内で,「掲示板名」と同じ条件で指定します。

キーワード
この項目には文字列を指定できますが,指定された文字列を利用する機能はありません。入力文字にシングルクォーテーションを含めることはできません。
半角は8文字以内,全角は4文字以内で,「掲示板名」と同じ条件で指定します。

[了解]ボタン
下位掲示板を登録します。

[取消]ボタン
下位掲示板を登録しないで,ダイアログボックスを閉じます。

(3) レプリカ掲示板の登録

レプリカ掲示板の登録は,マスタ掲示板に掲示された記事を,マスタ掲示板でないメールサーバで参照するために必要です。

レプリカ掲示板設定ダイアログボックスでレプリカ掲示板を登録します。レプリカ掲示板設定ダイアログボックスは,掲示板登録ダイアログボックスの[レプリカ設定]ボタンを選択すると開きます。

[図データ]

MTA名
レプリカ掲示板を置くメールサーバのMTA名を選択します。

MTA名一覧
登録済みのメールサーバのMTA名一覧が表示されます。

[追加]ボタン
MTA名選択コンボボックスで選択されたMTA名を,MTA名一覧フィールドに追加します。

[削除]ボタン
MTA名一覧で選択されたMTA名を,MTA名一覧フィールドから削除します。

[閉じる]ボタン
ダイアログボックスを閉じ,掲示板管理ウィンドウに戻ります。

[閉じる]ボタンを選択したときに,MTA名一覧上にあるMTA名を持つメールサーバがレプリカ掲示板の候補になります。この候補は掲示板登録ダイアログボックスの[登録]ボタンを選択すると,レプリカ掲示板として登録されます。

すでに記事があるマスタ掲示板に対して新しいレプリカ掲示板を設定した場合は,必ず掲示板の整合性を確保してください。レプリカ掲示板を設定しただけでは,記事のレプリケーションは実行されません。